「セロトニン不足」が引き起こす “生活でのトラブル”とは? 初期症状やサインを医師が解説


2025/5/25

「セロトニン不足」が引き起こす “生活でのトラブル”とは? 初期症状やサインを医師が解説

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「セロトニン不足」が引き起こす

“生活でのトラブル”とは?

初期症状やサインを医師が解説

 

 

 
もしかしたらうつかも?

 

 

精神を安定させる作用がある幸せホルモン

「セロトニン」。このホルモンが不足すると、

 

心身にどのような影響が出るのでしょうか。

 

セロトニン不足による生活でのトラブルについて

武井先生に解説していただきました。

 

 

 

セロトニンが不足するとどんな症状が出ますか?

 

武井先生

 

セロトニンが不足すると心のバランスが不安定になって、

幸せを感じることよりも不安や焦り、

怒りなどを感じるようになります。

また、慢性的な全身の痛みや筋肉の過剰な緊張、

入眠や覚醒が困難になる症状が生じることもあります。

 

 

 

セロトニンが不足するとどんな症状が出ますか?

また、どんな疾患が疑われますか?

 

武井先生

 

慢性的な肉体疲労感、

精神的なストレスが持続することにより、

趣味や仕事などへの意欲低下

他人との協調性の低下

入眠困難や覚醒困難などの不眠症」の

症状が表れます。

疑われる疾患としては、

うつ病の関連疾患(抑うつ性エピソード)

考えられます。

加えて、

日光を浴びる時間が少なくなる冬に

気分が落ち込む

季節性情動障害」も挙げられます。

 

 

悪い症状を放置していても、

いずれセロトニンの量は戻りますか?

それとも医療機関に相談した方がいいですか?

 

武井先生

 

しっかりとした休養を取ったり、

趣味を楽しんだりしてストレスから解放されていけば、

ある程度のセロトニン分泌は戻ります。

ただし、朝が起きられない、

仕事の集中力の低下、

人間関係に影響が出る感情の起伏など、

生活に支障がある場合には

心療内科の受診を検討した方がいいと思います。

 

 

 

医療機関では、

どのような治療が受けられるのでしょうか?

 

武井先生

 

あくまでもうつ病などの治療の1つの方法ではありますが、

セロトニンの分泌を増加させる

「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」と

呼ばれる内服薬の治療が検討されます。

脳内のセロトニン量の増加により、

前述の心身の症状を和らげることが

治療の1つの目安となります。

 

 

 




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