氷点下の湖で15分間
泳ぎ続けられる男がいる。
オランダ生まれのヴィム・ホフ。
普通なら凍死してしまう環境で、
彼は体温を37度に保ち続ける。
彼の驚異的な能力を支えるのは
「コールド・トレーニング」——
意図的に身体を低温にさらす鍛錬法と
「呼吸エクササイズ」だ。
彼のメソッドを実践した人々に、
予想外の変化が次々と起こっている。
経営者やアスリート、セレブリティー、
病に伏せる人々まで虜にした驚愕のメソッドを
詰め込んだ『氷超人』

大地に「接地すること」には、
多大なメリットがあった
本書を執筆するためにおこなったインタビューでは
「コールド・トレーニング」や「呼吸エクササイズ」を
実践している人々が、
ほかにも人生を変えるような効用を見出していた。
よく眠れるようになり、
前よりもよく歩きスポーツをするようになり、
もっと日光を好むようになったという。
これらの変化のすべてを
検証したわけではないが、
特によく耳にしたのが、
はだしで歩くようになったことと
食べる量が減ったことだった。
ヴィム・ホフ・メソッドを実践している人の
驚くほど多くが、
はだしで歩くようになる。
10人にインタビューし、
8人がはだしで歩くようになっていた。
これは偶然ではありえない確率だ。
ヴィムは特にそれを重視していないが、
彼自身もよくはだしで歩いている。
