肺の機能を整えて せきや喉の痛み、 息切れを鎮める「列欠」。 うなじのこわばりも軽減


2026/4/6

肺の機能を整えて せきや喉の痛み、 息切れを鎮める「列欠」。 うなじのこわばりも軽減

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

肺の機能を整えて

せきや喉の痛み、

息切れを鎮める「列欠」。

うなじのこわばりも軽減

 

 

 

 

 

不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。
 
 

 

列欠(れっけつ):肺経のツボ

ツボ名の由来

 
「列」は「裂」に通じ、分解する、
 
分かれるという意味があります。
 
 
「欠」は、「缺」に通じ、
 
器の裂け目の意味があります。
 
 
列欠は手首の関節部の
 
橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)の
 
裂け目のところに位置し、
 
また肺経の絡穴(らくけつ。
 
 
表裏の関係にある経絡を連絡させるツボ)であり、
 
肺経の経脈がここから分かれて
 
大腸経をめぐることから、
 
列欠と名づけられています。
 
 
 
 


列欠(れっけつ):肺経のツボ

 

 

ツボの場所

 
手首の手のひら側に横じまのように
 
入るしわ(親指側の端)から上1.5寸
 


刺激の仕方

右手の親指または人差し指の腹を左の列欠に当て、
 
垂直に3呼吸ほど押します。
 
 
右の列欠は左手の指で同様に押します。
 
列欠を軽く押しながら、
 
手首を軽く上下に動かしてもいいです。
 
 

効能・作用

せき、喘息、息切れ、喉の痛み、
 
うなじのこわばり・痛み、陰茎の痛みなど



1.肺の機能を整えることにより、せき、喘息、
 
息切れ、喉の痛みなどを緩和させる作用があります。
 


2.列欠は肺経の絡穴であり、
 
表裏の関係にある大腸経の経絡のルートを通じて、
 
うなじのこわばり・痛みを緩和させる作用があります。
 
 


【豆知識】

1.中国の明代の医学書である『鍼灸聚英』に
 
「四総穴歌」という記載があります。
 
そこでは「頭項部の病は列欠を尋ねる」とあります。
 
 


2.古代の医学書の経験的なツボの組合せとして、、
 
「列欠、陰陵泉、少府は、陰(茎)痛を主る」とあります。
 
 
 

ツボ取りに役立つ「同身寸法」
 
 

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 

親指の幅を1寸、

人差し指・中指・薬指を

合わせた幅を2寸、

人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 


ツボの探し方としては、
 
ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す
 
「同身寸法」という方法が適しています。
 
 
“自分の体は自分で測る”という考え方で、
 
体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、
 
同身寸法なら測ることができます。
 
 
この連載では、しばしば「へその上3寸」
 
といった表現が出てきますが、
 
その際には上記の「同身寸法」を用いて
 
ツボを取ってみてください。
 
 
  
 
 



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