歩くときはもっと<かかと>に意識を!
薄毛に白髪、物忘れに耳鳴り、頻尿やむくみ…
中医学博士が教える
「腎とかかと」の深いかかわり
「かかと」を意識した歩き方
みなさんは、通勤時、あるいは散歩をするときなど
、自分の「かかと」を意識して歩いていますか。
「そんなこと、意識したことがない」のであれば、
わたしからすると「もったいない!」のひと言です。
なぜなら、
かかとは五臓の「腎(じん)」と、
深いかかわりがある場所。
なかでも、
「腎」といえば、
多くの女性が悩んでいるむくみや冷え、
そして婦人科系の不調に直結します。
ですからとくに女性は、
かかとを意識した歩き方を、
ぜひ、習慣化してほしいと思います。
「一駅分ウォーキング」
逆に言うと、
「かかとが痛い」という悩みをお持ちの女性は、
婦人科系が弱い、
またはなんらかの疾患があるといった
可能性が高いかもしれません。
たとえば、階段を上るときは、
足の裏側全体をステップにのせるイメージで、
かかとから、踏みしめるようにしてみてください。
もちろん、
歩くときも、かかとをポンと地面につけて、
刺激を与えるよう、意識しましょう。
この歩き方で「一駅分ウォーキング」をすれば、
一石二鳥になりますよ。
「かかと」を踏みしめながら
ウォーキングすることが
「腎」を鍛える習慣に
臓活では「**し過ぎ」に注意する
食べ過ぎる、飲み過ぎる、見過ぎる、歩き過ぎる。
また、SNSから刺激を受け過ぎる、
情報を浴び過ぎる……。
これらの「**し過ぎ」は、
どれも五臓に負担をかけているのです。
じつは、「**し過ぎ」はすべて、
東洋医学でいう「五労(ごろう)」に当たります。
「五労」とは簡単に言うと、
人体を疲労させる五つのもの。
簡単に説明しますと、
五臓の肝(かん)は「歩き過ぎ」、
心(しん)は「視(み)過ぎ」、
脾(ひ)は「座りっぱなし」、
肺(はい)は「寝過ぎ、寝たきり」、
腎は「立ちっぱなし」に、
それぞれ当てはまります。
たとえばSNSなどを見過ぎる行為は
「心」の臓を弱らせるのですが、
それは、
「心」の五労が「視過ぎ」に当たるため。
つまり、この「五労」を頭に入れておけば、
ふだんの生活において、
どんな「**し過ぎ」に意識を向けるか、
注意すればいいのか、わかるのです。
ポジティブな「**し過ぎ」
歩き過ぎ、見過ぎといった、
わかりやすい「**し過ぎ」はもちろん、
じつは喜び過ぎる、はしゃぎ過ぎるといった
一見ポジティブな行為も、
五臓の「心」に負担をかけてしまいます。
臓活においては、
あらゆる「**し過ぎ」に留意していきましょう。
五臓に対応する「五労」
これを知識として
覚えておきましょう
『臓活習慣 - こころとからだを巡らせる! -』
女優・モデル・アスリートが心底信頼している
尹生花先生の知識が詰まった、
初めての健康エッセイ。
中医学5000年の実績とエビデンスを、
こころとからだに取り入れるために……。
今すぐ生活に取り入れられる、
健康に生きるためのヒント。
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
Rupan by サロンディレクターNao