現代人に不足しがちな栄養素の宝庫
「玄米」を美味しく炊く3つの
コツを伝授!
「身体に良い」と評判の玄米。栄養価が高く、
便秘解消から、がん細胞の抑制にまで
効果があるといわれています。
しかし、硬い?美味しくない?と苦手意識を持っている人も。
そんな食わず嫌いも好きになる、玄米の秘密を紹介します。
玄米とは、精米していない米のこと。
白米では取り除かれてしまう表皮(ぬか)を
残した状態です。
実は、米の栄養のほとんどが、
ぬかと胚芽に凝縮されています。
主な栄養素はビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、
ミネラル。
これらすべてが人間に必要な栄養素で、
欧米型の食事が主流となった現代人は
常に不足しがち。
サプリメントで補っている人も多いのでは。
さらに、
食物繊維は白米の5倍。
食物繊維は消化されないので体内の
老廃物を排出してくれます。
つまり、
玄米は必須の栄養成分を備えたスーパーフードなのです。
炊き方次第で美味しさが格段にアップ
玄米の美味しさは、
モチモチとプチプチの食感、
そして香ばしさにあります。
白米と同じように炊いていては、
そのポテンシャルは引き出せません。
美味しく炊くための3つのコツを伝授!
コツ1 「洗米」
米をこすり合わせて表面に傷をつける。
玄米は表面のぬか層が吸水の妨げになっています。
もみ洗いで表面に傷をつけることで、
水を吸い込みやすくなります。
コツ2 「吸水時間」
最低3時間しっかりと吸水。
白米なら30分程度でOKですが、
玄米の場合は、3時間は浸しておきましょう。
しっかりと水分を吸うことでモチモチな炊き上がりになります。
コツ3 「炊き方」
圧力鍋(釜)で炊くのがベスト。
高性能の炊飯器には「玄米モード」がありますが、
圧力鍋(釜)で炊くとモチモチ感が格別です。
一度にたくさん炊いて、
熱々のうちにお茶碗1杯ずつをラップで包んで
冷めたら冷凍庫へ。
電子レンジで解凍したときも、しっとりモチモチです。
●ベストマッチのおかずは、
お肉よりも豆腐やお麩、野菜の料理
玄米はお肉や魚よりも、
野菜や大豆製品のおかずが良く合います。
手作りゴマ塩
天然塩と有機栽培の黒ゴマを良く混ぜて。
おにぎりにして、まぶしても美味しい。
車麩(くるまふ)や油麩(あぶらふ)の卵とじ
ネギの甘みと昆布だしベースのつゆを
お麩にたっぷりと吸わせます。卵は半熟に。
豆腐丼
熱々の玄米をお茶碗に盛り、
絹ごし豆腐、鰹節、もみのりを乗せ、
お醤油をさっとかけます。
スプーンでザクザクと混ぜていただきます。
さっぱりしていますが、
あとを引くうまさ。お酒の後の締めご飯にも。
ラタトゥイユ
トマト、ナス、パプリカ、キノコ、ニンニクを
オリーブオイルと野菜の水分だけで煮込みます。
ぬかに覆われた玄米は残留農薬が心配…
という声も聞こえてきますが、
気になる人は無農薬のものを選ぶといいですね。
白米に比べてグンと栄養価が高く、
食べて美味しい玄米。
明日から「玄米生活」始めてみませんか。