65歳を過ぎたらラーメン屋に行ったり
かつ丼を食べるのも大切
勝ちだと思っているんです。
65歳以上は特に、
ちょっと肥満な人の方が長生きをしていますし」
こう言うのは医師で作家の鎌田實さんだ。
こう言うのは医師で作家の鎌田實さんだ。
「ラーメン、かつ丼、
とんかつなども食べた方がいい。
40~65歳くらいまでは肥満がメタボになって
いろいろな問題を抱えていくんだけれども、
65歳になると少し痩せている人の方が
70、75歳でよぼよぼになり、
歩くことができなくなってしまう。
肥満パラドックスというのがあるんです。
僕の健康法は病気の1つや2つあってもいい。
例えば高血糖とか高血圧とかね。
それでも90歳を過ぎてもピンピン元気に
日帰り温泉やレストラン、コンサート、
旅行に行けるのであれば、
多少、
肥満であってもいいじゃないかと思うんです」
鎌田さんは7年前から、
佐賀を健康県にすべく活動している。
医療費が高い問題を抱え、
肝臓がんの多い地域だったからだ。
食事の見直し、適度の運動、
生活習慣の改善などを訴えてきた結果、
2020年に佐賀県の女性の健康寿命は85.2歳となり、
長野県、大分県と並ぶ全国1位に。
かつて脳卒中の死亡率が秋田に次ぐ2位だった長野は、
鎌田さんが50年前に東京から移って
健康づくり運動に取り組み、
平均寿命日本一になった場所でもある。
2つの地域で結果を出した鎌田さんは
「食事の注意がかなり効果を生んだように思う」という。
「長生きの最大の敵のひとつは
低栄養の問題」と指摘する。
「人は40歳を過ぎると毎年、
1%ずつ筋肉が減っていくといわれています。
そうなると怖いのがフレイルです。
フレイルとは筋肉の衰えによって
心身の働きが弱くなった虚弱の状態のこと。
65歳以上の半分近くがフレイルやフレイル予備群、
つまり筋肉に不安がある状態というデータもある。
80歳を越してコンサートや旅行に行けないのは、
お金より筋肉がなくなってしまうことが
原因というケースが多いのです」
「まごわやさしい」という言葉がある。
体のためには豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、
いもを食べなさいという古くからの教えだが、
鎌田さんが推奨するのは
「朝は来た、にぎやかだ」。あ(油)さ(魚)は
(発酵食品)き(きのこ)た(卵)に(肉)ぎ(牛乳)や
(野菜)か(海藻)だ(大豆)を積極的に取るのが
良いのだという。
「まごわやさしいと、
いかにも日本らしい食事を勧めているわけだけども、
これだと高齢者のフレイル、
低栄養になって枯れた老人になってしまいます。
フレイル予防にはタンパク質、
肉や魚や納豆やヨーグルトなどをしっかり取って、
なおかつ油もいい。
油はできたらいい油、
オレイン酸の多いオリーブ油、
α-リノレン酸の含まれるえごま油や
アマニ油が良いのですが、
65歳を越したら意識してラーメン屋に行ったり、
かつ丼を食べたりすることも大切です」
<参考:鎌田實:医師で作家 >
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
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