「眼精疲労で悩む方には、
目の周りのツボ押しや頭皮マッサージの施術を行うと、
目の疲れだけでなく、
首、肩、頭に出ていたつらい症状の変化を
感じられることがとても多いですよ」と言うのは、
鍼灸あんまマッサージ師の石垣英俊さん。
「東洋医学の考え方では、
疲労や緊張などの影響で血流が滞り、
自律神経が乱れて交感神経が優位になると、
体に不調が現れるとされます。
その改善のためには、
不調部位のツボを刺激したり、
関連する筋肉のコリをほぐすアプローチは有効とされ、
血の巡りもよくなり、
自律神経のバランスも整い、
痛みなどの症状を和らげることができるのです」
眼精疲労の緩和には、
晴明、攅竹、魚腰といった目の周りのツボ押しや、
頭皮とつながる帽状腱膜、側頭筋、
後頭下筋群などの筋肉や筋膜をほぐすマッサージを。
やさしく圧をかけながら、
長く丁寧に行うのがコツだという。
「さらに、目が疲れていると『肝』も疲れていると考えられます。
東洋医学でいう五臓の一つで、
感情や自律神経と密接な関係があるとされています。
ストレスなどで交感神経が優位になると弱り、
まぶたの痙攣など目に症状が出ることがあるんです。
背中にある肝のツボを刺激するのも、
目の疲れにはとてもいいんですよ」
ツボ押しや頭皮マッサージは、
就寝前に行うと睡眠の質も上がるそう。
「何より、セルフケアで自分を労る
時間を持つことが大切です。
毎日できなくても、
週に一度でもいいので、
定期的に緊張を緩めてほしいですね」