緑茶に含まれるカテキンと
ビタミンの組み合わせが
脳の有害なタンパク質を
除去してアルツハイマー病を
予防する可能性
緑茶に含まれる天然化合物であるカテキンの
一種とビタミンB群の一種を組み合わせることで、
脳細胞に必要不可欠な
エネルギーのレベルを高め、
アルツハイマー病などに関連する
脳の老廃物の蓄積を防いでくれる
可能性があると、
カリフォルニア大学アーバイン校の
研究チームが発表しました。
研究チームは実験室で培養した
マウスの脳細胞を使用して、
緑茶に含まれる抗酸化物質である
併用した際の効果を確かめました。
穀物・魚・ナッツ・豆類・卵といった食品を食べると、
体内で自然に生成される化合物です。

まずは遺伝子組み換え蛍光センサーを用いて、
マウスから分離した神経細胞における生きた
グアノシン三リン酸(GTP)のレベルが追跡されました。
GTPは脳細胞に含まれる高エネルギー分子であり、
死んだ細胞やタンパク質などの除去に
必要なエネルギーを供給しています。
近年の研究では、
GTPの不足がアルツハイマー病の発症と
関連している可能性が示唆されています。