ありがとうの神様』
人間の顔には、
左右30本ずつ、
合計60本の筋肉があるといわれています。
そして、
笑顔になったときは「13本」の筋肉を使い、
「あの人、本当に嫌な人ね」
「先日、こんなに嫌なことがあった」と
不平不満を言うときには、
「47本」の筋肉を使っているそうです。
イタリアには、
子どもたちに言い聞かせている
「伝説の寓話」があると聞いたことがあり、
確か、こんな話だったと思います
(※史実とは違う「寓話」です)。
レオナルド・ダ・ビンチが「最後の晩餐」を描くとき、
最初に取りかかったのは、キリストです。
街に出て、公園を歩いていたときに、
「目が澄んで、肌がキレイで、
すがすがしい好青年」がいた。
その人に「モデルになってください」と声をかけ、
キリストの絵を描いたそうです。
それからひとりずつ弟子を描いていって、
最後に残ったのが、
裏切り者のユダです。
「最後の晩餐」には13人が描かれています。
描きはじめてから最初の数年で
キリストと11人の弟子を描くことができたものの、
ユダだけが思うように描けず、
ダ・ビンチは3年以上苦しんだそうです。
そんなとき、薄暗い酒場の片隅に、
ひとりの男性を見つけました。
人生の悲哀、裏切り、憎しみ、
妬みを全身に背負っているような男でした。
ダ・ビンチはこの男に近づき、
「モデル代を払うから、
何時間か私のために時間をくれないか」
と声をかけた。
男は、「いいですよ。
もう、どうせ俺の時間なんか、
誰も必要としていないし」と返事をし、
モデルになったのです。
ダ・ビンチが絵を描き終えたとき、
モデルの男の目から涙が溢れてきたそうです。
「なぜ、泣いているのですか?
感動して泣いたのですか?」
ダ・ビンチが尋ねると、男は、こう答えた。
「あなたは、私を忘れたのですか? 3年前に、
あなたは私をモデルにして『キリスト』を描いた。
3年たって、
もう一度あなたから声をかけられ、
今度は誰のモデルになるのかと思ったら、
裏切り者のユダだった。
これが泣かずにおられようか……」
この男性は、3年間、
人の悪口を言い続けていた
のではないでしょうか。
世の中に対して、
他人に対して、
「自分はツイてない」「あの人はひどい人だ」と、
恨み言、憎しみ言を言い続けていた…。
その結果として、
キリストのモデルだった彼は、
ユダのモデルに選ばれてしまった…
ということを伝える「寓話」なのでしょう。
私は、強制しませんし、
「人間はこうあるべきだ」という話はしませんが、
自分の顔には責任を持ったほうがいいと思います。
「13本顔」になって、
「不平不満・愚痴・泣き言・
悪口・文句」を言わないでいると、
人から、
さまざまなことを頼まれるようになります。
頼まれごとがあったら、
あとは何も考えずに笑顔でやっていけば、
必ず生活もできるし、
友人、知人があなたのことを
支えてくれるはずです。
人は1人で生きていると「ヒト」ですが、
喜ばれるように生きていくと、
人と人の「間」で生きる「人間」に変わります。
人の間で生きるということは、
「自分が必要とされている」ということです。
「人間」の生きる目的は、
ほしいものを得たり、
何かを成し遂げることではなく、
にほかなりません。
発する言葉や表情など、
その人のふるまいが
「まわりを喜ばせるもの」になっていれば、
投げかけた結果として、
まわりの人があなたにとっての
「よき仲間」になってくれるでしょう。
「しあわせ」の語源は「為し合わせ」です。
お互いにしてあげることが、
「幸せ」の本質なのです。
努力をして、頑張って、必死になって、
自分の力だけを頼りに
生きていこうとする人のもとには、
人は集まりません。
「孤独という状態」が続いてしまいます。
一方で、
「自分の力なんてないんだ」と思っている人は、
まわりに支えられて生きていることが
わかっているので、「謙虚」です。
「謙虚」とは「感謝」すること。
「感謝をする人(「ありがとう」を言う人)」の
もとにはたくさんの人が集まってきて、
「よき仲間」に囲まれます。
教え合い、学び合い、交歓し合う
「よき仲間」に囲まれたなら、
それだけで「天国度100%」。
頑張りも努力もいりません。
ただ、
「喜ばれること」を続けていけばいいのです。
「思いを持たず」、
よき仲間からの「頼まれごと」をただやって、
どんな問題が起こっても、
すべてに「ありがとう」と
感謝する(受け入れる)こと。
「そ・わ・かの法則(掃除・笑い・感謝)」を
生活の中で実践することであり、
「ありがとう」を口に出して言い、
逆に、
「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言わないこと。
すると、
神様が味方をしてくれて、
すべての問題も出来事も、
幸せに感じて
「よき仲間に囲まれる」ことになり、
「喜ばれる存在」になる。
これこそが「人生の目的」であり、
「幸せの本質」なのです。
1喧嘩はするな、2意地悪はするな、3過去をくよくよするな、4先を見通して暮らせよ、5困っている人を助けよ、
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