企業が無料で公開しているAI関係の教材・資料を紹介
今回は、
25年4月以降にITmedia AI+で取り上げた
記事の中から、4点を紹介する。
直近で話題になったものを集めた。
米OpenAIは、
AIに関する動画教材をまとめた
Webサイトを公開している。
ChatGPTの活用法や、
動画生成AI「Sora」の
チュートリアルなど、開発者向けに加えて
教育関係者向けの教材を集約。
いずれも会員登録をすれば無料で視聴できる。
プロンプトエンジニアリングの入門・応用コンテンツや、
教育者向けにAIの基礎を教える講座などがある。
米OpenAIが公開する動画教材サイト
(関連記事:OpenAIが動画教材サイト公開
ChatGPT活用法や教育関係者向けコンテンツなど)
KDDIグループでアジャイル開発事業を行う
KDDIアジャイル開発センター(東京都港区)は、
AIモデルと外部データソースやサービスをつなぐ規格
「Model Context Protocol」(MCP)の
初心者向け解説資料を公開している。
資料は、
同社の御田稔さん
(テックエバンジェリスト)が公開したもの。
MCPの利便性や、MCPの仕組み、
自分のPCでMCPを試す方法などを解説している。
MCPは米Anthropicが
24年11月に発表した共通規格。
25年3月には米OpenAIも対応する方針を示し、
実質的な業界標準になる可能性が高まっている
資料「やさしいMCP入門」
(関連記事:“AI界隈”が注目「MCP」って何?
──KDDI子会社の解説資料が「分かりやすい」と話題)
サイバーエージェントは、
AI研究者向けの技術研修資料を公開している。
同社のAI研究機関「AI Lab」の
技術研修で使った資料。
研究者のための
Pythonコーディング上のテクニックや、
テキストエディタ「Visual Studio Code」の
おすすめプラグイン、
英語論文の書き方などを、
15種類の資料で紹介している。
AI研究者向けの技術研修資料を公開した「AI Lab」
(関連記事:“AI研究者”向けの研修資料、
サイバーエージェントが無料公開
PythonやVSCode、論文の書き方まで網羅)
ジェイテックジャパン(東京都港区)は、
AIコーディングの活用法などを紹介する
資料を公開している。
資料は、同社の高丘知央CTOが公開したもの。
高丘CTOが、
実際にAIコーディングアシスタント「Cline」を
活用したコーディングを取り入れた経験に基づき、
AIコーディングの利点や問題点を整理している。