「自慢ばかりする人は 絶対にNG」… 人生を豊かにする 「最高の友人」を 見極める"ひとこと"


2025/12/11

「自慢ばかりする人は 絶対にNG」… 人生を豊かにする 「最高の友人」を 見極める"ひとこと"

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「自慢ばかりする人は

絶対にNG」…

人生を豊かにする

「最高の友人」を

見極める"ひとこと"

 

 

 

 


■大学3年生の長男「医学部を受けたい」

 50歳を過ぎたビジネスパーソンの話です。



そろそろ会社での先行きも見え、

あとは定年までそつなく勤め上げれば

いいかと思っていました。

 

守りの態勢に入っていたのです。



 ところが大学3年生の長男が、

突然、「受験したい」といい出しました。

 



「オレ、やっぱり医者になりたいから、

いまの大学辞めて勉強して医学部を受けたい」

 



これを聞いたときは、驚いたそうです。

大学3年だから就職活動も始めて、

就職もまあなんとかなるだろう、

あと2年の頑張りで仕送りからも

解放されると思っていたのに、

また一からやり直しです。

 



しかも医学部ともなれば学費も高いし、

卒業まで6年かかります。



「うーん、予備校に通ってもいまから勉強じゃ

来年の合格はむずかしいだろう。

 

となればもう1年、予備校か。

それで合格できたとしてもそれから6年か」



■人の夢が自分の夢をふくらませる

いったい自分はいくつになるのかと考えて、

愕然(がくぜん)としました。



 「60歳じゃないか」



定年までは高望みせず、

無事に過ごせればいいと考えていたのです。

 

かりにリストラが始まって早期退職を

募るようなことがあっても、

自分から動くつもりなんかありませんでした。



けれども長男の夢を聞いているうちに、

このビジネスパーソンは猛然と

意欲が高まってきたそうです。

 



「よし、オレもあと8年間、

やり残しの悔いなんか残さないように

強気で仕事をしてみるか」

 



40代のころから実現させたかったプランがありました。

50歳になったときにも新しい

事業展開を提案してきました。

どちらも仕事の夢だったはずです。

 



それを残り8年の間に、

なんとしても実現させてみようという

気持ちになったのです。



「おまえなりに考えたんだろうから

医学部に挑戦してみろ。

 

オレもオレで、やりたいことがあるから」

長男に対して、胸を張ってそう宣言できたといいます。

 

■「いまの若者には夢がない」って本当?



「いまの時代は夢をもちにくい」。

 

じつはこれ、わたしには疑問なのです。



「夢をもてない」とか「現実の壁が厚すぎる」と

考える人が多いのはほんとうかもしれませんが、

その一方で自分の夢を追いかけ、

その実現を本気でめざしている人も少なくないからです。



 たとえばかつて東大生の多くが卒業後めざしたのは

官僚か教授でした。

 

文系なら、

旧大蔵省のような一流官庁に入って

キャリア組のエリート官僚をめざすか、

 

大学に残って教授をめざすか、

まさに「末は博士か大臣か」という、

ある意味では非常に現実的で安定した

地位をめざしたのです。



ところがいまの東大生は外資系や

ベンチャー分野の企業に進む人が増えています。



そのほうが収入がいいというのもありますが、

すぐに自分のやりたいことができるからです。

リスクも大きいぶん、描ける夢も大きいのです。



これはべつに東大生にかぎったことではありません。



一流企業志向は相変わらず根強いものがありますが、

やりたい仕事ができない大企業より、

 

中小の規模の会社や新しい分野の組織でも

技術力や開発力の高い企業に就職して、

そこで夢を実現しようと考える学生は着実に増えています。

 



どんな一流企業でも5年、

10年先のビジョンが描けない時代ですから、

 

「それならリスクは同じことだ」というわけです。



むしろ、「人並みに暮らせればいい」と

みんなが考えるのなら、

「わたしは夢を追う」とひたむきになれ、

チャレンジする人にこそチャンスは訪れると

考えることだってできます。

 



■感情の「老化」が夢を打ち消してしまう



では「夢がもちにくい」というムードは

どこからきているのでしょうか? 

 

わたしは文字通り、

ムードにすぎないと思っています。

 



 ――世の中全体の感情が沈んでしまって、

夢や希望を語り合うことすらなくなったから。

 


――こころに浮かぶ夢があっても、

「どうせ無理」と感情が打ち消してしまうから。



つまり、

本来なら夢を語ろうとする感情が、

しわしわに萎(しぼ)んで弾力を失ってしまい、

逆に夢を打ち消すようになったからです。



たぶんあなたも、ずいぶん長い時間、

自分の夢を親しい人と語り合う

楽しさを忘れているはずです。



おそらく東大生に夢を追う学生がいるのは、

「頭がいい」からではなく、

第一志望に合格したという自信や人生への

希望がふつうより強いからなのでしょう。



同窓会のような集まりとかに出ると

気がつくことがあります。

 

にぎやかな会場が、

いまの仕事や地位を自慢し合うグループと、

これからの夢を語り合うグループに分かれるのです。

 

昔の仲間も同じで、

会えばもちろん近況は語り合うし、

思い出話もたくさん出てきます。

 

 

■気持ちがほくほくする、胸が高鳴る時間



でも、そこから夢を語り合える仲間と、

語り合えない仲間がいます。

 

どちらが楽しいかといえば、

いうまでもなく夢を語り合える仲間です。

 



 「いまこんなこと考えているんだ」とか、

「こういう仕事を実現させたいけどどう思う」と打ち明けると、

「それって面白そうだよ、

 

オレも一枚加わらせてくれ」とか

「いいじゃないか、役に立ちそうな会社があるから

紹介するよ」と応じてくれます。

 



 それから相手も自分の夢を語ってくれます。



「儲からないかもしれないけど、

小さなバーをやってみたいんだ。

 

自分がそこにいていちばん落ち着けるような店だ。

それであちこち見学中」と笑います。



そういう時間は、

周りも上機嫌、気持ちがほくほくしてくるのです。

 



自分の夢を語り、

相手の夢を聞かせてもらうことで、

胸が高鳴ってきます。

 



それに比べて、

仕事や地位や収入を自慢し合う

グループはつまりません。

 

嫉妬や見栄や、

その場だけの虚勢が行き交っています。

 

しだいにイライラしたり、しらけてきたり、

感情的に冷めてくるのがわかります。

 

お酒も料理もおいしくないし、

もうこんなグループとつき合うのは

やめようと思ってしまいます。



夢を語り合える仲間は違います。



楽しいひと時を過ごして、

感情も高ぶってくると、

別れ際には「また会おうな」と

自然に声をかけ合うのです。

 

感情生活を弾ませてくれるのは、

夢を語り合う時間。

これだけは間違いありません。

 



■夢を語り合える仲間を見つける方法



夢を語り合える仲間はきっとつくれます。



あなたに自分の考えていることを話してくれる人、

照れくさそうに夢を打ち明けてくれる人に

出会うコツがあるのです。



 まずあなたが、

楽しいプランを思い浮かべたら打ち明けてみることです。

 

どんな小さなことでもいいのです。

 

節約して買ってみたいスーツがある、

休暇を取って出かけたい南の島がある、

 

何カ月先でもいいから予約を取りたいレストランがある、

そういったことをランチのときにでも

相手にぶつけてみましょう。

 

 

■あなたを笑顔にしてくれる人ならこう言う



「わあ、いいな」と目を輝かして乗ってくれる人なら、

きっと夢仲間になります。



「そのときはわたしにも声をかけて」と

名乗りを上げてくれる人なら、

一緒に夢を追いかけることができます。

 



 それだけでもう、感情生活は弾んできます。



もし、シラーッとした反応しか返ってこない人。

全然、乗ってこない人がいたら、あきらめましょう。

 



「スーツならもってるじゃない」

「仕事はやってるの」「贅沢ね」……。

 


全部、よけいなお世話ですよね。

たちまち感情が萎んでしまいます。

そういう人とは割り切ってつき合えばいいのです。



楽しいプランに乗ってくれる人なら、

いつ実現できるかわからないような夢の話にも

喜んで乗ってくれます。

 

きっと自分の夢も打ち明けてくれます。

「できたらいいね」とおたがいに励ますこともできます。

 



身近なところにそんな仲間がいれば、

顔を合わせるのも楽しみになりますね。

 

もし職場が同じだったら、

仕事中に顔を合わせただけで笑顔が浮かぶはずです。

 

愚痴や不満をこぼし合うだけの仲間は、

職場で顔を合わせても笑顔なんか浮かびません。

 

 




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