「恐竜」は「隕石」によって 「絶滅」したわけではなかった!? 「最新研究」が示す「衝撃の真実」!


2025/3/13

「恐竜」は「隕石」によって 「絶滅」したわけではなかった!? 「最新研究」が示す「衝撃の真実」!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「恐竜」は「隕石」によって

「絶滅」したわけではなかった!?

「最新研究」が示す「衝撃の真実」!

日々、踏みつけて気にも留めない土。

 

じつは、この土がなければ、

生命は誕生しなかった可能性があるという。

 

それだけではなく、

土は生物の進化や恐竜の絶滅、

文明の栄枯盛衰にまで関わってきた。

 

生命進化に限らず、

食糧危機、環境問題、戦争……

 

いま人類が直面しているリスクは、

「土」から見ると新たな景色が見えてくる。

 

 

土を主人公に46億年の地球史の

新たな一面を明かした

『土と生命の46億年史』が発売後、

 

大きな反響を呼んでいる。

 

長年、土一筋で研究を続けてきた

藤井一至さんが明かす、

 

いま私たちが知っておかなければならない

「土の話」とは。

 

 

【書影】土と生命の46億年史

 

恐竜が絶滅した理由を探る

 

三葉虫など地球上の生命の90パーセントが絶滅した

2.5億年前(ペルム紀末)の大量絶滅で生まれた

生態系の空白(ニッチ)に収まったのが爬虫類であり、

 

酸素濃度が回復するとともに一部が巨大化し、

前進歩行に適した骨格を備えた爬虫類のなかまは、

恐竜と呼ばれる。

 

 

高い酸素濃度が巨大化に有利になるのは、

石炭紀に巨大節足動物が出現した時と似ている。

 

恐竜の巨大化は、

背の高い針葉樹やイチョウを食べ、

 

分解しにくい葉を腸内でゆっくり

発酵・消化するのに

好都合だった。

 

 

その恐竜が6600万年前、

絶滅する。

 

直径約10キロメートルの

巨大隕石(小惑星)が

衝突したことで寒冷化したことが

原因とされている。

 

 

メキシコ・ユカタン半島沖で発生した

隕石衝突による粉塵(ふんじん)が世界を覆い、

 

太陽光を遮ったという。その痕跡は

世界各地に残り、

 

バーコードのような地層の中に

白い粘土層として刻まれている 【画像1】。

 

 

 

 

地球の表層にほとんどないイリジウム

(レアメタルの一つ)を多く含むことが

隕石由来であることの証拠だ。

 

 

恐竜絶滅の原因は

隕石が定説だが…

 
 

自分の目で見なければ納得できない私は、

カナダ・アルバータ州の地層を訪ねたことがあるが、

 

迫力不足で正直がっかりした。

 

カナダに残る粘土層はほんの

数センチメートルの厚みしかない 【画像1下】。

 

 

数メートルの火山灰が一度に堆積するのを

知っている日本人からすると、

隕石だけで恐竜が絶滅したとは考えにくい。

 

 

隕石以外にも恐竜絶滅との関わりを

疑われる物質には身近なものが多い。

 

チョーク、石油、土だ。

そもそもブラキオサウルスの繁栄した

ジュラ紀という地質年代は、

 

スイスとフランスを分かつジュラ山脈の

地層に由来している。

 

チャップリンの愛したワインを生んだブ

ドウ畑が美しい場所だ。

 

近くの森の土を掘らせてもらうと、

私のスコップはすぐに

分厚い石灰岩にぶつかった【画像2】。

 

 

 

 

 

アンモナイトを含む石灰岩は、

ジュラ紀から白亜紀

(白亜はチョークに由来)にかけて

存在した広大な亜熱帯の浅い海(テチス海)で

サンゴが化石化したものだ。

 

日本の岩手県龍泉洞(りゅうせんどう)、

岐阜県・滋賀県をまたぐ伊吹山(いぶきやま)、

山口県の秋吉台(あきよしだい)の

石灰岩も同じ仕組みでできている。

 

 

この時代、サンゴだけでなく、

テチス海で大繁殖した植物プランクトン

(シアノバクテリアなど)が

酸欠現象(海洋無酸素事変)のたびに

大量死して赤潮となり、

 

化石化した遺体が今日の中東の

石油(およびオイルシェール)となった。

 

この結果、

大気中の二酸化炭素が大量に

地下に固定された[参考文献4‒21]。

 
 

被子植物とキノコの台頭

 
 

同じ白亜紀に陸地で増加したのが、

被子植物とキノコだ 【図4‒12】。

 

 

 

 
『土と生命の46億年史』より

 

 

ブナ科やフタバガキ科などの

被子植物は外生菌根菌のキノコとともに

多様化・繁栄した。

 

被子植物の葉脈は裸子植物よりも細かく、

光合成の能力が高い。

 

 

急激に寒冷化が進む地球

 
 

植物の生産力が高まれば、

それを支える根っこも増える。

 

根とキノコの働きで岩石の風化も促進され、

土もずいぶんと深くなる 【画像3】。

 

 

 

 
『土と生命の46億年史』より

 

 

岩石の風化によって土ができるプロセスは

主に炭酸水による溶解反応として進むため、

 

結果として大気中の二酸化炭素が

消費される。

 

陸と海の両方で二酸化炭素が消費され、

地球は寒冷化した。巨大化した恐竜は

温暖環境に適応したスタイルであり、

 

寒冷化に対応できずに絶滅した。

 

巨大隕石だけでなく、チョーク、石油、

そして土という身近な存在が恐竜絶滅に

関わっていたことになる。

 

恐竜にとって代わって増加したのは、

小型の鳥類と私たちの祖先、

哺乳類である。

 

鳥類と哺乳類が

生き残れたわけ

 
 

粘土の結晶から始まった生命進化の旅も、

ようやく哺乳類までたどり着いた。

 

鳥類と哺乳類が生き残れた理由は何だろうか。

 

他の動物と比べて、

哺乳類と鳥類には特殊な点がいくつかある。

 

まず、脳が大きい。

同じサイズの魚類に比べて哺乳類と鳥類は

10倍も大きい脳を持つ。

 

 

カタツムリや昆虫が外骨格で外敵や乾燥から

身を守るのとは異なり、

 

哺乳類はリン酸カルシウムでできた骨が、

頭蓋骨を除き身体の中心にしかない

(アルマジロは例外)。

 

自分の殻に閉じこもらず(?)、

行動力と柔軟性を優先した身体の作りになっている。

 

 

哺乳類の特異性は腸内にもある。

 

動物の口から腸内を経て肛門に至る

消化経路は単純化するとチクワの構造であり、

 

食べたものや腸内細菌もまだまだ油断ならない

身体の外部にあるとみることもできる。

 

カブトムシの幼虫も哺乳類も、

食べ物を消化するために腸内細菌と共生しているが、

他者との共存には感染症のリスクもある。

 

昆虫や魚類・両生類は腸壁をキチン

(カニの甲羅などを構成するムコ多糖の一種)で

防御した上で腸内細菌を住まわせている。

 

 
 

蔓延するカビ由来の病気

 

一方、哺乳類は腸壁からキチンの防御壁を取り払い、

腸内細菌と腸壁とが一体化している。

 

腸内の柔毛(じゅうもう)を覆う腸内細菌の

バイオフィルムは、

風にそよぐ花畑のように揺れていることから

腸内フローラと呼ばれる。

 

 

哺乳類は鎧(よろい)を脱ぎ捨てて、

腸内を“お花畑”に変えたのだ。哺乳類は、

細菌の定着した腸壁の粘膜ごと新陳代謝する。

 

その結果、

排泄物であるウンチは水と食べかすだけでなく、

むしろ腸内細菌の遺体と腸粘膜を主成分としている。

腸内からキチンの防御壁を取り払った哺乳類が、

代わりに採用した防御機構が温血性・恒温性だ。

 

自然界に潜む病原菌は土の温度(地温)で

最も活発になるものが多い。

 

比熱の小さい砂漠や砂浜を除いて、

土の温度はふつう25度以下である。

 

それに対して、

哺乳類の体温はおおむね37度

(アルマジロは例外的に34度)、

 

鳥類の体温にいたっては41度に調節されており、

地温よりも高く設定されている。

 

 

高温を維持するにはコストもかかるはずだが、

25度で活発に増殖する土壌微生物の

8割が37度では増殖できない。

 

腸内の防御壁を取り払った哺乳類は

無防備になっただけではなく、

 

温血性・恒温性によって高温に弱い病原菌への

感染リスクを下げている。

 

その一方で、

母から子へと継承・選抜された腸内細菌は

人体に適応して37度で最も活発化し、

 

その働きによって水溶化した有機酸などを

私たちは腸壁から吸収できる。

 

 

恐竜が絶滅した6600万年前、

隕石の衝突で森林が壊滅し、

 

分解者であるカビ・キノコが

大増殖したことが知られている。

 

カビによる病気は、

現存する鳥類に感染するものが

比較的多いことから、

 

鳥類の祖先と考えられている変温性の恐竜は

カビ由来の病気で淘汰され、

 

恒温性の哺乳類・鳥類が

選抜されたという説がある。

 

 

 

 
隕石により森林が壊滅、
 
カビの繁殖が起こりカビ由来の
 
病気が蔓延したことが恐竜絶滅の一因とする説がある 

 

 

また、隕石衝突時には、

硫黄を含む岩石から発生した硫酸の雨によって

土が極度に酸性化し、

 

森林が破壊され、

食料源を失った大型恐竜が一掃されたという

説もある。

 

 

土が恐竜の絶滅、

哺乳類の台頭を促したのだとすると興味深い。

 

 

<参考:>

 

 




最新記事
月別
ブログトップに戻る

TOPページに戻る