
感謝なくして、
幸せでいられるはずがない。
夢もかなうはずがない。
これまで数多くの人を「感謝」でつなげてきた私は、
そう断言します。
うまくいく人は、
常に感謝し続けている人です。
常に感謝するためには、
「当たり前の日常」が、感謝に溢れる
日々にならなければいけません。
なぜならば、私たちの⽣活は、
「当たり前の⽇常」が⼤半を占めるからです。
通常私たちは、何か良いことがあったときに、
「ありがとう」と⾔います。
それは裏を返せば、
何か良いことがなければ「ありがとう」
と⾔わないということでもあります。
感謝は多ければ多いほどいいのですが、
「ありがとう」と言えるタイミングを増やしていくには、
さて、どうすればいいでしょう?
「ありがとう」が必ず見つかる
魔法の質問
続いて質問です。
「今⽇のありがとうを3つ挙げるとすれば?」
そう聞かれて、
すぐに答えられるでしょうか。
読み進めるのを⽌めて、
少し考えてみてください
(どれだけ時間がかかっても⼤丈夫です!)。
いかがでしたか?
すぐに浮かんだあなたは稀有な存在です!
素晴らしいです。
すぐに浮かばなかったあなたも、⼤丈夫です!
これから1分後、
この後の文章を読んだ後には、
すぐ浮かぶようになりますから。
先ほど質問されたとき、
まずは「今⽇あった良かったこと探し」をしましたよね?
印象的な出来事が思い浮かばなければ、
答えるのが難しいかもしれません。
多くの⼈にとって、
3つ挙げるのもなかなかハードルが⾼いものです。
普段、
当たり前になっていることに注目
では、質問を変えてみましょう。
「普段、当たり前になっていることで、
3つのありがとうを挙げてください」
今度はいかがでしょう。
答えやすくなったのではないでしょうか。
そうです。
普段、
当たり前になっていることにフォーカスすると、
3つどころか数えきれないほど、
「ありがとう」が出てきませんか?
⽇常が「ありがとう」で溢れていると
気づくことができる。
そうすると特段、
良いことが起きていなくても、
感謝できるようになります。
その状態で、
最初の質問に戻ります。
「今⽇のありがとうを3つ挙げるとすれば?」
今度はスラスラと浮かんだのではないでしょうか。
「こんなにありがとうの対象があったんだ!」
そう気づかされますよね。私たちにとって、
有り難い日常がいかに当たり前に
なってしまっているか、
実感できるはずです。
感謝が⽇常から少ない⼈と多い⼈では、
どちらのほうが幸せと⾔えますか?
それはシンプルに、多いほうが幸せなはずです。
外側からやってくる物事にフォーカスするのではなく、
「当たり前になっているもの」
「すでにあるもの」にフォーカスすると、
感謝が⽇常に溢れてきます。
外側からの“良かったこと”に関係なく
感謝できるのです。
幸せな⼈⽣は、
追い求めるものではなくて、
今、この瞬間から、気づくものです。
⽇常から当たり前のことに
感謝が湧いてくるようになると、
⼀杯のコーヒーを飲むだけでも、
「美味しいコーヒーをすぐに飲めて、
味わえて、
有り難いな〜」と涙が出てくることもあります。
これこそが、
⼼からの感謝の状態です。
本来、感謝はするものではなくて、
⼼から込み上げてくるものです。
それが常にできる状態、
感謝脳を目指しましょう。
感謝の3つのステージ
感謝脳に辿り着くまで、
感謝には次の3つのステージがあります。
第2ステージ:「日常への感謝」のステージ
第3ステージ:「逆境への感謝」のステージ
それぞれのステージによって
「ありがとう」の形態が変わっていき、
ランクアップしていきます。
第3の「逆境への感謝」のステージが、
「感謝脳」に変わった状態です。
1 親切への感謝
(何かしてもらったら、ありがとう)
第1ステージは、親切を受けたり、
良いことがあったら感謝する状態です。
「自分の外側から来るものへの感謝」と
言い換えることもできるでしょう。
ここは、
感謝のステージとしては出発点。
「何か良いことが起こらないと感謝できない」
とも言えるからです。
「何かしてもらったら、ありがとう」という
「瞬間の感謝」の段階でもあります。
このステージで大切なのは、
なんといっても感謝をハッキリ
口に出して伝えること。
「感謝していたつもりだった」では、
相手に伝わっていないことがほとんどです。
まず、ここができなければ、
人が離れていってしまいます。
人の親切をしっかり感じ、
きちんと
「ありがとう」を伝えて第1ステージクリアです。
当たり前の日常に感謝すること
2 日常への感謝
(当たり前のことに、ありがとう)
ここから先が、
幸せに生きている人のステージです。
当たり前のことに感謝できるのが第2ステージ。
特段何か良いことが起きているわけではなくても、
当たり前になっていることに感謝できるかどうか?
がポイントです。
たとえば、
朝、起きることができて、
体が動くこと。空気が吸えること。
眠れたこと。
住む家があること。
飲むことができるお水があること。
食事をゆっくり美味しくいただけること。
仕事があること。
友人たちがいること。
などなど、
当たり前の日常に感謝ができていますか?
外側からのものではなくて、
「自分の内側から起こる感謝」とも言えます。
私たちの大半の時間は
「当たり前の日常」です。
それに感謝できたら
幸せ体質になっていますよね。
3 逆境への感謝
(何が起きても、ありがとう)
何が起きても感謝、逆境へも感謝。
つまり、
あらゆるものへの感謝、
万物への感謝とも呼べる最終ステージです。
この第3ステージまで来た人、
何が起きても、ありがとう!
が言える人は感謝の達人であり、
まさに無敵。
そして同時に「感謝脳」の完成も意味します。
第2ステージとの大きな違いは、
普通だったら困難だと言える状態にも
感謝できるかどうか。
たとえば病気や怪我、借金、苦手な人。
そんな逆境やピンチにも感謝できるレベルです。
一見、感謝できそうにないことでも、
感謝しようとフォーカスすると、
たくさんの気づきがあるものです。
私が見てきたところ、
この第3ステージの体験を経て、
第2ステージの「当たり前の日常への感謝」が
深くなる方も多くいます。
「逆境への感謝」の例:
大怪我を味⽅にしたJリーガーの弟
私の実の弟、
⽥代有三は元サッカー⽇本代表の選⼿でした。
しかし、
⿅島アントラーズ⼊団1年⽬にして、
前⼗字靭帯を切る怪我で
試合に出られなくなりました。
サッカーなどスポーツ選手は実⼒、
結果主義ですので、
結果を出すことができなければ、
すぐに解雇されてしまいます。
明らかに逆境に⽴たされた弟に、
母が声をかけました。
「良かったね。
怪我のときにしかできないことができるね」
感謝脳で、
どのように逆境を乗り越え、
逆境を⽣かしたのでしょうか?
⼿術後、
リハビリ先の国⽴科学センターでは、
さまざまなプロスポーツ選⼿が
リハビリをしていました。
そんな姿を見ながら弟は、
こう決意したそうです。
「怪我の治療だけではなく、
怪我前よりもフィジカルを上げてチームに戻る!」
そして施設の充実した環境を利用して、
誰よりも全力でリハビリトレーニングに
励むことにしたのです。
怪我という逆境を⽣かし、
フィジカル能⼒を上げたことが功を奏して、
弟は退院後、レギュラー⼊りし、
Jリーグ3連覇に貢献しました。
その後も毎年のように怪我をしていましたが、
⿅島アントラーズでのキャリアの後に
移籍したヴィッセル神⼾では、
プレー以外にも力を入れ、
編集⻑として⽉刊誌を発⾏することになりました。
感謝することで希望を
⾒出すことができた
弟はこれまでお世話になった監督、
選⼿たち、スポンサーなど、
自分が関わるすべての⼈たちに
感謝しながら関係を構築していたこともあり、
今では、
オーストラリアや⽇本でサッカースクール
(MATE FC)を経営しながら、
⽇本サッカー協会(JFA)の
国際委員を務めるようになり、
⽇豪のサッカー交流事業を展開しています。
もし、怪我をしていなければ、
このようなフィールド外の活動は
できなかったかもしれません。
また、感謝の力により、
選⼿を引退した後もサッカー関係の
仕事に幅広く従事できていると⾔えます。
どのような逆境でも、
感謝することで希望を⾒出すことができたのは、
⺟の前向きな感謝の教えでした。