本格的な乾燥シーズンを前に、
頭皮のケアは冬のドライ環境を耐え抜く
お手入れ法にチェンジしていきましょう。
頭部の乾燥は、
日常の些細な習慣で良くなったり悪くなったりと
コンディションが揺らぎやすく、
特に11月からは髪だけでなく
頭皮の潤いケアにも注力したい時期。
洗髪後は専用ローションで潤いケアを
乾燥の季節は、
特に髪の広がりやごわつきが気になります。
トリートメントやヘアオイルなど、
基本のお手入れで毛髪を保湿することは
大事なステップですが、
土台となる頭皮トラブルが増えると
抜け毛や細毛を誘発したり、
トップがペタンとしてスタイリングがきまらないなど、
これからの時期は髪悩みが
複雑に絡み合ってしまいます。
そのため、ホームヘアケアは
冬仕様に切り替えていくことが大事です。
「洗髪後の髪をそのまま
放置すると頭皮乾燥が進み、
抜け毛や細毛になってしまう
ケースが目立ちます」。
タオルドライ後、
頭皮用化粧水でしっかり潤いを
チャージすることは大人世代にとって
もはや基本のお手入れだそう。
「頭皮全体に行き渡るように塗布しますが、
特に分け目と生え際の細毛が目立つと
髪のボリューム感が失われます。
この部分は特に丁寧になじませましょう」
洗髪、タ
オルドライ後の頭皮に
専用ローションを塗布したら、
指の腹で優しくなじませます。
肌と一緒で洗った後は時間を空けず、
なるべくすぐにお手入れを。
すすぎ不足による毛穴詰まりが
無意識のうちに老け髪を作る
これに加え、
実はシャンプー時のすすぎ方も
髪のコンディションを大きく左右するのだとか。
「シャンプー時のすすぎが甘いと
髪表面に残留シャンプーが残ります。
これは後から重ねるトリートメントと
くっつきやすい性質があり、
最終的に余分な油分が残ってしまいます。
すると今度はこの油分が皮脂や
外気の埃を吸着してしまうため、
頭皮環境は益々悪化してしまうのです。
しかも自分ではなかなか認識しにくいので、
どんどん汚れが溜まりやすく、
その結果、
頭皮の毛穴詰まりが起こって
抜け毛や細毛になったり、
臭いとなって現れます」
1本のホホバオイルが
頭皮環境を劇的に変える⁉
以前の記事ではシャンプー後の
すすぎは“頭を起こした状態”と“下を向いた状態”の
2方向から行うことがルールと紹介しましたが、
長年に渡ってこびりつく
頭皮汚れをリセットするには、
今更なにをすればいい?
「ヘアサロンでスカルプケアをしてもらうのがベストですが、
自宅で行いたいならホホバオイルを
1本持っていると便利です。
ホホバオイルは人間の皮脂と同じ成分を
30〜35%ほど含むと言われ、
最も人の皮脂に近いオイルです。
肌への浸透力が抜群で、
高い保湿効果も望めるため、
週に1回ホホバオイルで
頭皮クレンジングを行うとよいでしょう」
では、おすすめの使い方は?
「シャンプー前のドライの頭皮に
ホホバオイルをなじませます。
オイルの量は100円玉から500円玉
ぐらいを目安にしましょう。
指の腹で頭皮を捉え、
揉みこむようにオイルを馴染ませます。
普段のシャンプーでは落ちにくい汚れが
剥がれることでクリアな頭皮が蘇ります。
また、
この時期に多い頭皮乾燥にも効果的です」
私自身もやってみましたが、
1普段はペタンとしているトップですが、
たった1回のクレンジングをシャンプー前に行うと、
根元にハリが出てトップの髪がピーンと
立ち上がったのは驚き!
半面、
それだけ毛穴汚れが髪の根元を
邪魔していたのね……と、ちょっと反省。
また、
乾燥が和らいだのか、
なんとなく頭皮がふっくらしたような感覚に。
「シャンプーやトリートメント剤が
なるほど。
11月から見直したい頭皮ケアを紹介しました。
美髪ケアは目に見える髪だけに
集中しがちですが、
髪の土台となる頭皮ケアがきちんと
されていれば健康な髪が生えてきますから、
気になる人は取り入れて下さいね。