ペットボトル飲料が脳卒中、がん、
肝硬変などのリスクを高める?
その「驚きのメカニズム」
脳卒中だけじゃない
今年の1月から3月にかけて、
アメリカで2本の衝撃的な研究論文が
立て続けに発表された。
(1〈ペットボトル飲料には大量の
マイクロプラスチック(以下MP)が含まれている〉
(2)〈MPが体内にあると、
脳卒中や心筋梗塞を引き起こしやすい〉
この両者を組み合わせてペットボトル飲料と
脳卒中の関連性を疑い、
飲むのをやめる医師が続出しているのだ。
口に入れるたびに少しずつ体内に溜まっていく
MPやナノプラスチック
(MPよりさらに微細なプラスチック。以下NP)だが、
関連が疑われているのは
脳卒中や心筋梗塞だけではない。
![](https://gendai-m.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1280m/img_cee5bd3c119bb4c1713d66c13668e11a1485008.png)
実際にドイツのハンブルク大学が行った研究では、
MPと肝硬変の関連性が指摘されている。
肝硬変で肝移植を受けた患者の肝臓を調べたところ、
全員からMPを検出したものの、
同条件で肝疾患がない人の
肝臓を検査しても発見されなかった。
コロンビア大学が発表した(1)の論文の著者の一人で、
同大准教授のベイザン・ヤン氏は
「ペットボトル飲料を通じて体内に入ったMPやNPは
血管に入り込みやすい」と指摘しており、
飲み物から入り込んだMPが血流に乗って
肝臓にたどり着き、
肝硬変の要因となっている可能性がある。
免疫細胞が死滅していく
これが細菌やウイルスであれば、
免疫が適切に働いて異物を排除してくれるだろう。
しかしプラスチックだとそう簡単にはいかない。
「プラスチックそのものが人体にとって毒であるため、
排除する免疫細胞の負担が大きい。
ユトレヒト大学の研究によると、
MPやNPと接触した免疫細胞は、
それ以外の異物を排除する場合と比べて、
約3倍のスピードで死滅していくと判明しています。
もし体内に大量のMPが溜まっていれば、
それに対処するうちに免疫機能も弱っていくと
考えられますね」
(MPと脳卒中の関連を示した
(2)の論文の著者の一人で、
イタリアのカンパニア大学の内科医ジュゼッペ・パオリッソ氏)
![](https://gendai-m.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/1280m/img_6d0118feb12698fbdbfa6fe6465604e7316773.jpg)
「ペットボトルのキャップには、
酸化防止剤のノニルフェノールや
紫外線吸収剤のベンゾトリアゾール
といった添加剤が含まれています。
これらが体内でホルモンの働きを乱して、
性や生殖に関する異常を引き起こすと考えられる。
男性は精子数が減少しますし、
女性なら乳がんや子宮内膜症の
原因になりかねません」
前出の橋本氏が懸念するのは、
MPやNPがさらに多くの
疾患を引き起こしている可能性です。
「これまで体内のMPやNPはサイズが小さすぎて
検出できなかったため、
疾患との関連性も不明なままでした。
しかし検査技術が確立すれば、
原因不明の疾患の犯人が実は
MPやNPだった、という事態も考えられる」
さまざまな疾患を防いで健康を守るためには、
目に見えないMPをなるべく
体に入れないように暮らす必要があります。
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
Rupan by サロンディレクターNao