宇宙の不思議、
火星は人類にとって最高の棲み処かもしれない。
昨今、
ホリエモンをはじめとする著名人の間で
宇宙ビジネスが展開されている。
太陽系に存在する数ある惑星の中でも
人類の次なる移住先として浮上している
のが火星です。
火星に最大100名を運ぶことを目指す
衣料品通販サイト「ZOZOタウン」の
元社長の前澤友作氏は、
宇宙ビジネスに対して積極的な姿勢を
示す一人であり、
昨年末は大型宇宙船「スターシップ」の
無人飛行に成功。
さらに、
前沢氏自身も民間宇宙飛行士として
国際宇宙ステーションに渡航・滞在
するなど果敢な挑戦を続けている。
地球以外の生命体の棲み処を探る
プロジェクトは、
今日における宇宙ビジネスの中核を
担っている。
ここで植物の生育に必要とされるのが、
CO2、水、そして太陽の光です。
水星、金星、地球に続く太陽系の
第4惑星・火星は地球のすぐ外側の
軌道を周回している。
太陽と火星との距離は太陽と地球との
距離の1,6倍。
太陽の光はそこそこ降り注いでいる。
よって、
植物が育つ上での第一関門はクリア
したことになる。
続いて水です。
火星自体が地球よりも離れた場所に
存在していることもあり、
気温も地球に比べるとずっと低い。
地球の南極大陸が氷で覆われている
ように、
火星の北極や南極でも白い氷のような
物が発見されている。
また、
かっては火星にも海が存在していた。
火星の大気が太陽放射によって
剝ぎ取られた結果、
水が宇宙空間に流出したものと
長年考えられてきたわけであるが、
最新の研究報告によると、
地質内に閉じ込められている
水も少なからず存在すると結論
づけられています。
植物の生育に必要な3つ目の要素が
CO2です。
火星の表面を覆っている大気は非常に薄いが、
その成分の大部分はCO2が占めている。
火星における大気の組成率について
簡単にいうと、
95%がCO2であり、さらに窒素、アルゴン、
酸素、一酸化酸素、水、メタンと続く。
「火星=赤い惑星」のイメージをもって
いる人も少なくないだろう。
そもそも火星がなぜ赤く見えるかと言うと、
地表にある鉄が大気中の酸素と結びつき、
酸化物となるためなのです。
植物の生育に必要なものは、
CO2,水、太陽の光だけではない。
ミネラルが適度に供給されて始めて
栄養価の高い野菜が産出されるため、
ミネラルも植物の生育には必要不可欠な
要素であります。
そんな中、
鉱物物理学を専門とする明治大学の
新名良介准教授も関与した、
国際研究プロジェクトでは、
隕石の化学組成を解析する中で、
地球にない鉱物が火星の内部に
存在することが判明しました。
地球の内部のうち、
地殻と核との間は「マントル」と呼ばれる。
地球のマントルの組成成分はブリッジマナイト
であり、
いわゆるケイ酸塩ペロブスカイトとして
知られる。
一方で、
火星の内部にもブリッジマナイトは存在するが、
マグネシウムや鉄の含有率は極めて低く、
マントルから地殻に関する情報を得るのに
適していない。
ところが2021年7月22日付で公開された
宇宙科学雑誌
「ACS Earth and Spece Chemistry」の
電子版では、
「エルゴレサイト」と呼ばれる鉄やマグネシウムを
含有する別のケイ酸塩の物質が火星の内部に
存在することが判明しました。
エルゴレサイトは鉄やマグネシウムを
豊富に含有しており、
その量は地球上のミネラルの2倍にも
及ぶという。
さらに、
火星のマントル内の密度異常を知るうえでの
重要な手がかりとなり得るという結論を下しました。
ちなみに、
これは1986年4月15日、
中国港北省隋州市より12㎞東南に位置する
小さな町に落下した隕石を分析する中で
新たに発覚した事実です。
これまで世界各国に落下した隕石の数は
確認されているものだけでも5万個に
及ぶとされています。
今後も、
これらの隕石の分析を続ける中で、
火星の内部構造に関する知られざる
事実が次々と明らかになって来るでしょう。
そして生く末には、
「火星は地球よりも人類に最適な場所であった」
そんな意外な結末が待ちわびているかもしれない。
<参考:BEAUTY&ECOONE>
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、