2019/6/1 | |
地球を襲った5回の「大量絶滅」と人類の未来への警告 | |
地球を襲った5回の「大量絶滅」と人類の未来への警告 地球の歴史が始まって以来、誕生した生物の99%が絶滅している。 生命の歴史において絶滅は不可避であり、 種の絶滅は常に起きている。 ある種が絶滅して空いた穴は自然淘汰によって、 生き残った生物や新たに誕生した生物が埋める。 一方で大量絶滅が起こった場合には、 短期間に生物の多様性を大きく損なう規模の 絶滅が起こり、新たに誕生する生物によっても その穴を埋めることができない。 そういった大量絶滅は地質に残されている。 古生物学者らはこれまでに起きた5回の大量絶滅を特定している。 4億4300万年前のオルドビス紀の終わり頃、 推定86%の海洋生物が地球上から姿を消した。 3億6000万年前のデポン紀の終わりには全生物の75%が絶滅した。 2億5000万年前のベルム紀の終わりには 史上最大の絶滅が起き、生物の96%が消えた。 2億100万・・・の終わりには全生物の86%が姿を消した。 最も有名な大量絶滅は6500万年前の白亜紀の終わりごろに 発生した。 他にも1万年前の、更新世の氷河期の終わりに起きた メガファウナ(巨大動物)の絶滅などもある。 大量絶滅はの原因については、火山の噴火や隕石の衝突、 気候変動などの天災が指摘されている。 恐竜が消えた大量絶滅の原因として最も可能性が高いのは 巨大隕石の衝突で、地球規模で生態系に影響を与えた。 氷河期の終わりに起きた大型哺乳類の絶滅の原因としては、 気候変動に加えて人類による狩猟採の影響もあるかもせれない。 過去400年で数多くの哺乳類や鳥類、両生類、爬虫類が絶滅した。 2011年にネイチャーで発表された論文では、 現在の生物の絶滅率と、地質学的に平穏な時期と 大量絶滅が起きた時期が比較された。 その結果、現在の生物の絶滅率が過去よりも高く、 大量絶滅に向かっていると結論づけられた。 人間の活動が地球規模で環境に影響を及ぼし、 その影響は加速している。 国連が主催する政府間組織「生物多様性及び生態系サービスに 関する政府間化学ー政策プラットフォーム(IPBES)は5月6日、 人間の活動によって100万種の動植物が絶滅の危機に 瀕しているというレポートを公開した。 報告によると、現在知られている種の4分の1が絶滅の危機に瀕している。 両生類が最も危険にさらされており、 調査対象の種の40%が絶滅しかけている。 続いて針葉樹が34%、サンゴ礁が33%、 サメやエイなどの軟骨魚類が31%、哺乳類が25%、 そして鳥類が14%だった。 無脊椎動物では調査対象となった甲殻類の27%が絶滅の危機に 瀕している。 昆虫の数が激減していることも、最近の調査から分かっている。 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、
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