外反母趾の原因は?
外反母趾とは、
親指の付け根が曲がる(関節が横に広がる)
関節変形のひとつ。
ボコっと足の横が外に張り出してしまうため、
靴に骨が当たってタコができたり、
指を正しく使って歩けないため疲れやすいなど、
日常生活にも支障が出てしまうことも多くあります。

親指の側面に骨がボコっと出ている状態であるのは、
誰にでもあることです。
しかし、
その角度によって危険度が変わり、
足の強い痛みやタコだけでなく、
歩行バランスの崩れから膝・股関節・腰などへ負担、
さらには全身の姿勢の歪みにつながることも。
また、「足が痛いから歩きたくない」と
運動量が減ることで、
筋力の低下や認知機能への
影響が出る可能性もあるため、
たかが外反母趾とあなどってはいられません。

外反母趾の原因は、
硬い革靴やタイトなヒールによる足への負担や、
歩き方の癖などもありますが、
足裏にあるアーチ(足裏の反り)を支える
筋力の低下が原因であることも多くあります。
足の疲れにも影響がある足裏のアーチ
足裏のアーチと聞くと難しいかもしれませんが、
「土踏まず」と聞くとなじみがあると思います。
骨と筋肉の形状が反りかえっている形になっており、
この反りかえりにより歩くときの衝撃を吸収したり、
バランスよく体を支えたり、
動きをスムーズにするなどの働きがあります。
足裏には3つのアーチがあり、
外反母趾の方はこのアーチの
筋肉バランスが崩れていたり、
アーチを作る筋肉の力が
低下していることが考えられます。
①親指から踵にかけての内側縦アーチ(土踏まず):
歩行時の衝撃を吸収し、全身を支えるバネの役割
②小指側から踵にかけての外側縦アーチ:
小指側にあるアーチ。体重を支え、重心を安定させる役割
③親指と小指の付け根を結ぶ横アーチ:
踏ん張りやすさや、体重を分散させて足裏の強さを保つこと、
足裏の血管や神経を圧迫から守る等
アーチを回復することで、
外反母趾も改善
足裏のアーチを作る筋力を回復させて、
重心のバランスや骨の配列を整えることで、
外反母趾の進行防止や痛みの緩和、
根本的な改善に効果が期待できます。
靴の中に敷くインソールやテーピング、
外反母趾を改善する骨を引っ張る装具等もありますが、
自分でできる改善エクササイズも試してみましょう。
やり方
1)足指を大きく開いて床に置き、
親指をしっかり床につき、
それ以外の指4本を床から浮かせる
2)真ん中の3本の指(人差し指、中指、薬指)を
持ち上げたまま、小指を床につく
3)親指をしっかり床に着けながら、
小指をつける動きを10~20回行う。
4)次に小指を床につけ、
真ん中の指3本は持ち上げたまま、
親指を床に着けに行く動きを10~20回行う

最初は指を持ち上げることや動かすこと
自体ができないかもしれません。
それも足裏の筋力低下なので、
諦めずに続けていくと徐々にできるようになります。
左右で苦手な足があったり、
親指側と小指側で苦手な方があったりと
差を感じることもあります。
苦手な方は回数を多くするなどして
鍛えていきましょう。
トイレに座りながらやお風呂の中など、
日常に取り入れて継続していくことで
改善が期待できます。
焦らず地道に続けてくださいね。