82歳のときに、
1025kmのトレイルコースを
踏破した垣添忠生さん。
国立がん研究センター名誉総長であり、
がんの専門家として数々の
患者の治療にも取り組んできた。
いくつになっても歩ける体をつくるために、
垣添さんが意識していることを聞いてみた。
82歳のときに1025kmを踏破
もともと歩くのが好きなんです。
2018年には九州から北海道まで、
約3500kmを歩いて全国の病院を訪ね、
がんサバイバーと対話を重ねました。
私自身も大腸がんと
腎臓がんを経験したので、
「がんになってもここまで元気になれる」
と証明したかった。
とはいえ80代を迎えて、
長距離を歩ける機会もわずかになりました。
最後は青森県から福島県へと続く、
「みちのく潮風トレイル」にしようと思っていたんです。
2023年6月、
82歳のときに1025kmを踏破しました。
