ハーバード大学医学大学院で
栄養精神医学を教える医師で、
プロのシェフでもあるウーマ・ナイド氏によれば、
「腸と脳はつながっているため、
私たちが食べるものは
感情に直接影響を及ぼします」と話す。
とはいえ、
脳に良いとされるのは「特定の食品」ではなく、
「ビタミンB群を豊富に含むものや、
オメガ3脂肪酸が豊富なもの、
そして抗酸化物質を含むものが、
脳の健康にとって非常に重要です」とナイド氏は述べる。
「ホールフード
(未加工またはほとんど加工されていない食品)を中心にとり、
極度に加工されたパッケージ食品や
ファストフードを控えることが大切です」
さらにナイド氏は、
「食物繊維が豊富な色とりどりの
植物性食品(サラダ用の葉野菜やベリー類)、
良質なタンパク質(牧草飼育の牛肉や豆類、豆腐)、
ヘルシーな脂質
(オメガ3脂肪酸やオリーブオイル、アボカドなど)、
そして少量の全粒穀物(キヌアなど)をとることが望ましいです。
このような食事により、
脳の健康と密接に関わる代謝の問題を防ぐことができます。
また、腸内のマイクロバイオーム
(体に存在する微生物)を育てる食物繊維を
摂取することで腸が健康になり、
それが『幸せな脳』につながるのです」と説明する。
ここからは、
実際に何を摂取すべきか、
おすすめの食材をチェックしてみよう。