血流改善のカギは
“1分運動”の継続
私たちの体には総延長10万kmもの
血管が張りめぐらされています。
血管は全身の細胞のすみずみに
酸素や栄養を運び、老廃物を回収。
そんな血液の流れが滞る原因は
主に3つあります。
「ひとつは、
体の末端まで血液を運ぶ
毛細血管が加齢で減少すること。
60~70代になると4割もの
毛細血管が消滅するといわれています。
ふたつめが加齢で筋肉が減ることで、
下半身にたまった血液を上半身に
押し戻す働きが鈍くなってしまうこと。
そして、
3つめは血液がドロドロになることで、
血管内に付着する老廃物。
血管の壁が厚く硬くなってしまい、
血液がスムーズに流れなくなります」
そこで健康な血管を保って
血流をよくするために大切なのが、
適度な運動・食事・睡眠です。
「とくに運動は、
少しでもいいので毎日続けることが重要です。
運動することで血管に刺激を与えて活性化し、
筋肉量が減るのを防ぐことができます。
また、糖質を控えた食事で血液をサラサラにする、
質のよい睡眠で自律神経を整えることも、
日頃から心がけるようにしたいですね」
1分間エクササイズの注意点
● 毎日やらなくていいので、まずは3週間を目標に
● やさしく、ゆっくり、弱くやる
● 疲れたと感じたら1分未満でも止める
● 全部やってみて、自分に合うものを続ける
立ったままできる
血流改善エクササイズ 01
かかと上げ下げ
「第二の心臓」といわれるふくらはぎの
血流改善にぜひ取り入れたいエクササイズ。
かかとを上げ下げして
刺激を与えるだけと簡単なので、
いつでもどこでもできます。
バランスが取りにくければ、
机などに手を置いてやるようにすると楽にできます。
1 両足を肩幅に開き両手を腰に当てる。
2 その姿勢のまま、かかとを上げ下げする。
最初はゆっくり30秒、慣れてきたら1分続ける。
立ったままできる
血流改善エクササイズ 02
その場で行進
家事の合間でもすぐできるのが、
両手両足を動かして足踏みする
「その場で行進」です。
足は床と平行になるくらいまで
上げるのがベストですが、
無理のない範囲で。
力みは禁物なので、
軽く手足を動かすイメージで全身をほぐしましょう。
「その場で行進」のやり方
ひじを曲げずに手を大きく振って、
太ももは床と並行になるぐらい上げて、
その場で1分間行進する。
立ったままできる
血流改善エクササイズ 03
こぶしで腎臓もみ
腎臓まわりの筋肉を広くマッサージして
硬まった筋肉をほぐすことで、
血流を活発にします。
血液の流れがよくなると、
腎臓の働きも回復。血液のろ過だけでなく、
血圧の調整や赤血球をつくる
働きを助けるなどの機能がしっかり働き、
むくみも解消します。
1 両足を肩幅ぐらいに開く。
グーの形にした両手をおへその高さで
わき腹に当て、上下に揺らしてもむ。
2 徐々に両手を後ろへずらし、
背中で両手がぶつかるまで、
1分かけてもみつづける。
血流と関係の深い「腎臓」のお話
腎臓は体内の老廃物を運んできた
血液をろ過してきれいにし、
余分な老廃物を尿として
排出するという重要な働きをします。
「しかも、
腎臓は毛細血管が集まってできている
臓器なので、
血管や血流の影響を直接的に
受けやすいのです。
そのため血管年齢が高いと
必然的に腎臓年齢も高くなってしまいます」
また、腎臓は不調が直接的な症状として
現れにくいことにも注意が必要です。
むくみやすい、腰が痛いときは、
腎臓機能の低下が影響しているかもしれません。
「腎臓は、
背骨と脇腹の間の左右2カ所にあります。
その辺りをやさしくマッサージすることで、
腎臓周辺の筋肉がゆるみ
血流の流れも活発になります。
血流がよくなることで、
腎臓の働きも活性化するので、
不調を解消することができます」
腎臓はこぶし大の大きさで、
腰よりやや高い位置の背骨と
脇腹の間に、左右2カ所ある
<参考:>
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
Rupan by サロンディレクターNao