どんな人でも確実に頭がよくなり、

心も鍛えられる。

 

しかも、誰でもどこでもできて、

お金もほとんどかからない。

 

『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』

 

 

 

ゼロ秒思考
 
 
 

人間は本来みな頭がいいはずなのに

 
 

「考えをすぐに言語化できるようになった」

「自己肯定感が上がった」

「心の中のモヤモヤがなくなった」

「すぐに行動できるようになった」……。

 

 

 このメソッドは「メモ書き」によっ

思考と感情の言語化をトレーニングするというもので、

30数年にわたって改良と実践がなされ、

 

 

メモ1(『ゼロ秒思考』P.60より)
 
 
 

 メモというと、

予定や用件をメモすることが思い浮かぶが、

そうではない。

 

考えたこと、思いついたこと、嫌だったこと、

こうしようと思うことなど、なんでもいい。

 

 

思いついたときに、

1ページに1分以内に書いていく。

 

それを繰り返していくことで、

大きな効能が得られるという。

 

 

メモを書くと、

自信が出てポジティブになる

 
 

効能の一つ目は「メモを書くと、

頭が整理される」ことだ。

 

 

あれやこれやと頭で考えているだけでは、

実はなかなか思考は進まない。

 

しかも、

言葉にできずにぼんやりした状態のままで考えても、

時間ばかりが過ぎていくだけだ。

 

なんとなくできていた「暗黙知」は、

はっきりと形になって「形式知」にできる。

 

そうすれば、

部下やチームメンバーに具体的に指示ができる。

 

ノウハウの伝達が、容易にできるようになる。

 

 

急に思いついたテーマでも、

すでにメモしたものと似たようなテーマでも、

何度でもメモにしていけばいい。

 

そうすることで、より思考は深まっていく。

 

頭が整理されて、やるべきことが見えてくる。

 

そして、効能の二つ目に挙げられているのが、

「メモを書くと、自信が出てポジティブになる」ことだ。

 

 

 
メモ2(『ゼロ秒思考』P.68より)
 
 
 

何かをやらなければいけないとき、

いろいろ気になることが頭に浮かんでくる。しかし、

メモを書いていくことで、

何が本当に重要なのかが見えてくるのだ。

 

一度ですっきりしないなら、何度書いてもいい。

1ページ1分なのだ。

 

 

また、「どうにも気分がすぐれないな」というときには、

それをメモにしてしまう。

 

感じたまま、浮かんだまま、

何も吟味せずに書く。

 

そうすると、

思わぬことが気になっていたことに気づけたりするという。

 

 

腹が立つ状況そのものが

急速になくなっていく

 

 

効能の三つ目に挙げられているのが、

「メモを書くと、腹が立たなくなる」。

 

腹が立ったとき、気分が悪い時は、

それを全部メモに書き出してしまうのだ。

 

 

そうすると、

楽になるという。相手の名前もストレートに書いてしまう。

 

誰かが読むわけではないからだ。

 

それを何枚、書いてもいい。1ページ1分なのだから。

 

 

これで不思議なほど、気分が落ち着くという。

 

すっきりすると同時に、

最初は見えなかった自分の落ち度も見えてくる。

 

 

「絶対に許せない、本当にひどい」と思っていたことが、

客観視できるようになる。

起きた原因を見つめ、それに対して何をすべきなのか、

何をすべきでないのかが把握できる。

 

加えて、むやみに腹を立てることも減るという。

気分を害されることもなくなっていく。

感情的にならず冷静に対処できるようになる。

引け目や劣等感も減っていく。

 

腹が立つ状況そのものが急速になくなっていく。

 

メモがそれを可能にしてくれるのだ。

 

 

そして、効能の四つ目が「メモを書くと、

急成長できる」だ。

 

 

まさにこれこそ、

多くのビジネスパーソンが描いている

理想の状態ではないだろうか。

 

 

こうなれば、どんどん成果が出る。

 

やればやるだけ前に進む。

結果として自信がつき、ポジティブになり、

何があっても容易に感情を乱されない、

と著者は記す。

 

 

自分に自信を持ち、

かつ謙虚な自然体でいられるようになる、と。

 

 

誰でも頭がよくなり、

心が鍛えられるメソッド

 
 

いかがだろうか。

「メモ書き」には、これほどいろんな効果があるのだ。

 

しかも、赤羽氏のメソッドは具体的かつ

網羅的で誰でも取り組みやすい。

 

メモの深掘り法から書いたメモの活用方法、

企画書などへの展開方法、保存法まで、

至れり尽くせりでどうすればいいのかを教えてくれる。

 

 

ビジネスパーソンをはじめ、

多くの人の悩みの解決を助けてくれることだろう。