2024/7/6
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脳の神経細胞を死滅させる通称 「脳のごみ」の正体 |
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脳の神経細胞を死滅させる通称「脳のごみ」の正体「身近な人の名前が出てこない」など、 最近何かがおかしいと感じることがあったら…… それは認知症の警告サイン!? 正常な脳と認知症の間にある 〝認知症グレーゾーン〟 かもしれません。 ちょっとおかしいという異変に気づいたら、 認知症へ進む前にUターンできるチャンス!
認知症の分かれ道で、
回復する人と進行してしまう人の違いは何なのか。
40年以上、認知症の予防と研究に関わってきた 認知症専門医の朝田隆さんによる 著書『認知症グレーゾーンからUターンした人 がやっていること』から一部を抜粋・編集し、
健康な脳に戻るためのヒントを紹介します。
「脳のごみ」とは一体何?睡眠で洗い流そう■睡眠中に脳はリフレッシュしている認知症や認知症グレーゾーンの発生には、
睡眠も深く関わっていることが、 最近の研究で明らかになってきました。
アルツハイマー型認知症の患者さんの脳は、 老人斑と呼ばれるシミのようなものがたくさん 沈着しているのが特徴です。
老人斑は主に「アミロイドβ」と 呼ばれるたんぱく質でできていて、
通称「脳のごみ」。 このアミロイドβの出す毒素により 脳の神経細胞が死滅し、 脳が萎縮していくと考えられています。
アミロイドβは、 健康な人でも脳の中で絶えず発生しています。
それでも、通常はすぐに排出されていきます。
では、 アミロイドβの排出がとくに活発化 するのはいつでしょうか? それが、睡眠中なのです。
アミロイドβは、 睡眠中に脳脊髄液によって脳の外へ 洗い流されることがわかってきています。
そのため、 睡眠が不規則になったり、 浅くなったりして排出のサイクルに支障が出ると、
アミロイドβが脳に沈着しやすくなると考えられています。
アミロイドβは、 加齢によって蓄積されていくのは避けられません。
しかし、 アルツハイマー型認知症の患者さんの脳では、 自然の老化のスピードを超えて アミロイドβがたまっていきます。
その理由はまだよくわかっていませんが、 確かなのは、 アミロイドβを効率よく排出するには、 睡眠時間を十分に確保する必要があるということです。
☆ ☆ ☆
いかがだったでしょうか?
「おかしい」と感じてから専門の 医療機関を受診するまでに、 何と平均4年かかるというデータもあるそうです。
その間に、 認知症の症状はどんどん進行していってしまいます。
認知機能をセルフチェックし、 正しい生活習慣を身につけるための ヒントが詰まった一冊『認知症グレーゾーンからUターンした人 がやっていること』。 ぜひ書店でチェックしてみてくださいね。
<参考:> 1喧嘩はするな、
あなたなら出来ます応援しています Rupan by サロンディレクターNao
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