2024/3/30
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これを食べれば記憶力が向上し メンタルが強くなる… |
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これを食べれば記憶力が向上しメンタルが強くなる…調理せずすぐに食べられ日持ちもする"無敵の食材"肉ではなく、魚を中心にしなるべく砂糖をとらないストレス耐性を高める食事は何か。 心理学者の内藤誼人さんは 「『野菜と果物をたっぷりと食べ、 お肉ではなく魚にして、 なるべく砂糖をとらない』という 地中海式ダイエットは、 肥満を予防できるだけでなく 心の健康も向上させる。 たくさんの研究があり、 うつが大幅に改善されたり、 認知機能が高まる、記憶力が向上する、 アルツハイマーを予防できるといった さまざまな効果が得られている。 生の魚は傷みやすいので、 おすすめはサバの缶詰をたくさん 買っておくことだ」という。
ムシャクシャしたときほど、食事に注意私たちは、 ストレスを感じるとジャンクフードを 食べたくなります。
高脂肪で砂糖たっぷりのお菓子を食べると、
一時的に幸せな気持ちになれるからです。
てっとり早くストレス解消ができるので、 多くの人がそうしてしまいがちです。
しかし、 高カロリーのジャンクフードばかり 食べていたら、 だれでも肥満になってしまいます。
そして肥満になると、 自分の姿に自信が持てなくなり、 自己嫌悪に陥ります。
そのため、さらにストレスが高まってしまう、 という悪循環にはまってしまうのです。
テキサス大学のジャクリーン・ハースは、 5つのクリニックで相談を受けている 3181名の女性に、 どれくらいストレスを感じているかを 尋ねる一方で、 「この一週間で、 マクドナルドやバーガーキングなどの ファストフードを何回くらい食べましたか?」 「コーラやペプシのような 炭酸飲料をどれくらい飲みますか?」 という質問をしてみました。
すると、 ストレスを感じている人ほど、 ファストフードや炭酸飲料をたくさん 消費していることがわかりました。
おいしいものでも食べすぎればストレスの悪循環同じような結果は、 イギリスにあるリーズ大学の ダリル・オコナーによっても 報告されています。
オコナーは、 平均40.32歳の女性422名に、 1カ月間、食べたものとストレスについての 記録をとるようにお願いしました。
その結果を分析したところ、 仕事でストレスを感じた日、 つまり、 だれかに批判されたり、無視されたり、 あるいは大勢の前でプレゼンを しなければならなかった日ほど、 高脂肪で砂糖たっぷりのスナック菓子の 消費が増えることが明らかにされたのです。
もちろん、 甘いものや高カロリーなものは一切禁止、 とまでは言いません。
私だって、 ストレスを感じたときには、 チョコレートやバニラアイスをたくさん 食べてしまうタイプですから。
ただし、 食べすぎには気をつけてください。
毎日、職場でストレスを感じるからといって、 毎日、 甘いものを食べる習慣ができている ような人は要注意です。
おいしいものを食べて、 一時的に気分がよくなるように思っても、 そのうち肥満になると、 余計に疲れやすくなり、 ストレスを感じやすくなるので 気をつけなければなりません。
1週間のうち、 2回とか3回くらい甘いものを食べるのであれば 問題はないと思いますので、 適度にとどめておきましょう。
地中海式ダイエットというものがあります。
ギリシャやイタリアの国々の人たちが 食べているような食事を参考にした ダイエットです。
地中海式ダイエットといっても、 何か特別な食材を用意する必要はありません。
野菜と果物をたっぷりと食べ、 お肉ではなく魚にして、 なるべく砂糖をとらない、 という食事をすればいいのです。
そういう食生活をしていれば、 肥満になりにくくなります。
そして、この食事によって、 肥満を予防できるだけでなく、 なんと心の健康も向上させることが できるのです。
オーストラリアにあるモナシュ大学の エイドリアン・オニールは、 176名のうつの症状がある人たちに、 地中海式の食生活をしてもらいました。
するとどうでしょう、 3カ月後と半年後に追跡調査をしてみると、 ううつが大幅に改善されたのです。
食生活を改めると、 心も健康になっていくのですよ。
地中海式の食事については、 他にもたくさんの研究があります。
同じくオーストラリアにある スウィンバーン工科大学のロイ・ハードマンは、 地中海式の食事に関する 18個の研究を総合的に分析し、
地中海式の食事をとるようにすると、
① 認知機能が高まる ② 記憶力が向上する ③ アルツハイマーを予防できる といったさまざまな効果が 得られることがわかりました。
他ならぬ自分自身の健康のためにも、 ぜひ食生活にもっと気を 配るようにしたいものです。
陽気でいられ、メンタルを強くする食事の中身では、地中海式の食事ではなく、 和食はどうなのでしょう。
実をいうと、 和食も捨てたものではありません。
和食では、味噌、醤油、納豆などの 発酵食品がたくさんありますが、 ハーバード・メディカル・スクールの エヴァ・セルハブによると、 発酵食品は、身体の健康だけでなく、 なんとメンタルにも好ましい効果を もたらしてくれるというではありませんか。
昔ながらの和食を食べるようにして、 なるべくファストフードを食べないように していれば、 心も健康でいられるといってよいでしょう。
私は栄養学者ではありませんが、 どんなものが心の健康によく 効くのかは知っています。
じつは、 うつ病を予防・軽減してくれるありがたい 栄養素があります。
オランダにあるアムステルダム大学の ロエル・モッキングは、 「オメガ3脂肪酸」である EPA(エイコサペンタエン酸)と、 DHA(ドコサヘキサエン酸)などの サプリメントを摂取すると、 うつ病になりにくくなるという 研究結果を報告しています。
したがって、 うつ病になりたくないのなら、 オメガ3脂肪酸をたくさん 摂取すればいいわけです。
オメガ3脂肪酸のEPAやDHAは、 魚介類に豊富に含まれている成分。
だから魚を食べるように意識していれば、 そんなに気分が落ち込んだりしなくなるのです。
「魚があまり好きではない」 という人もいるでしょうが、 自分のメンタルを強くするためにも たくさん食べましょう。
ストレスを感じにくい 体質になりたいのなら、 食べ物の好き嫌いを言っている 場合ではありません。
先ほど「地中海式の食事がよい」 というお話をしましたが、 地中海式の食事では、肉ではなく、 魚を中心としています。
魚をたくさん食べているから、 うつを感じにくくなり、 陽気でいられるのかもしれませんね。
ストレスを感じやすいのは
ストレスを感じやすいのは 食生活の欧米化も一因か
血管を柔らかくし、 血液をサラサラにする効果もあります。
つまり、 動脈硬化や心臓病のリスクまで減らせるので、 メンタルだけでなく身体にもいいのです。
おすすめはサバの缶詰をたくさん買っておくこと。
缶詰なら日持ちしますから、 毎日買い物に行く手間も省けます。
考えてみると、 日本は海に囲まれた島国なので、 日本人は昔から肉よりも魚をよく食べていました。
昔の日本人は、 肉よりも魚をよく食べていたからこそ、 元気でいられたのかもしれません。
食生活が欧米化されるにつれて、 最近の日本人は魚よりも肉を食べる人のほうが 圧倒的に多くなり、 それによってストレスを感じやすい人も 増えたのではないかと推論できます。
魚を食べるのではなく、 もっとお手軽にEPAやDHAを摂りたいなら、 サプリメントでもよいかもしれません。
市販のサプリメントでEPAを 毎日摂取するようにすれば、 あまりストレスを感じなくなりますよ。
食生活の欧米化も一因か
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