2022/3/12
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地球環境は今・・・アンモニアが再生エネルギーに? |
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地球環境は今・・・アンモニアが再生エネルギーに? 温暖化ガスの排出が一切なく、 また国内で生産できることから、 再生可能エネルギーが見直されつつある。 その名前からも推測できる通り、 従来の化石燃料に比べ、 比較的短期間において再生が可能です。 その結果、 資源が枯渇することなく繰り返し利用できる というメリットがあります。 再生エネルギーと一言に行っても、 具体的には太陽光や地熱、水力、バイオマス、 風力といった類の物を含むが、 これらに限定されない。 例えば私たちの体内から毎日排出される 尿に含まれるアンモニア。 これも再生可能エネルギーとして 注目を集めています。 そんな中、 ドイツ・アウグスブルクに拠点を置く MANエナジー・ソリューションズや ノルウェーのEidesvikオフショアでは現在、 アンモニアで動く船の開発を進めている最中。 2008年、 国際海事機関(IMO)は2050年までに 温出効果ガス排出量を完全になくすという 目標を提示したが、 その目標の達成のためにとった対応とみられる。 ちなみに、 日本国内でも商船三井や三菱造船、 名村造船所が2021年4月、 アンモニアを動力源とする大型輸送船を 共同開発することで合意したと発表しました。 ![]() ちなみに、 MANエナジー・ソリューソンズは既存のガスと アンモニアの二本柱で稼働させるという デュアル方式をとっており、 これは世界初の取り組みであります。 一方のノルウェーの企業はアンモニアを 動力源とする船への投資計画を進めており、 早ければ2023年までに投資対象とされる、 あらゆる船にアンモニア電池を搭載予定で あるという。 アンモニアと言えば、 日本でも古くから肥料に使用されており、 滋養効果の高い物質として支持されてきました。 もちろん、 海の生き物たちにとっても栄養価の高い ものです。 それどころか、 もう一つのゼロカーボン物質として 注目を集めており、 水素以上にエネルギー源となり得ることが 判明しています。 従って海の生態系に悪影響が及ぶという ことはまず考えられません。 ![]() 近年では自動車や電車、 飛行機の燃料に使われつつある水素。 アンモニアよりも安価に生成可能であること でも知られています。 しかしながら、 基本的に摂氏マイナス253度での保管が 求められるため、 取り扱いが難しいというデメリットがある。 その点、 アンモニア燃料は保管コストがかからない。 その上、 水素燃料と同様、安価に生成可能です。 こうして、 水素燃料にかわる新たな燃料として アンモニアが脚光を浴びているわけです。 従来の化石燃料に代わる新たな燃料源の 候補として挙がっているのはアンモニア だけではないのです。 植物だってそうです、 例えば海外の航空業界では、 従来の石油由来燃料からマスタード植物由来の 燃料へと切り替える動きが出ています。 米国のジョージア大学の プニート・ドウィペディー博士らが 2021年8月21日、 エネルギー専門雑誌「GCB Bioenergy」の 電子版に報告した論文によると、 サステナブルな航空燃料への転換を図ることで、 CO2排出量を最大69%削減可能であることを 報告しています。 ちなみに、 ドウィペディー博士らが実験に際して 使用したのは、 アビシニアガラシと呼ばれる非可食の 油用種子です。 以上の結果を受け、 ドウィペディー博士は 「原料であるアビシニアガラシの 供給源を確保すると共に、 供給業者に対して 経済的なインセンティブを与え続けることで、 サステイナブルな航空燃料を 絶えず生み出すことができる」とコメントしている。 一方、 米国の政治界の動向として、 ジョーバィデン米大統領は 「サステイナブル・アビエーション・フューエル・ グランド・チャレンジ」を通してサステイナブルな 燃料に対する税額控除制度を提示している。 2050年までにCO2ネットゼロを実現することが 一つの目標に掲げられており、 官民一体化した取り組みにますます 注目が集まることでしょう。 そんな中で、 私たちの身近にある意外なものが サステナブルな燃料の候補として 浮上してくることは間違いない。 <参考:BEAUTY&ECOONE>
1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、 |
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