2020/10/10
|
|
AIによる解明が進む宇宙 |
|
AIによる解明が進む宇宙
宇宙の不思議 宇宙は未知にあふれた世界です。 宇宙の常識として考えられてきた事象も、 真であるとは限らない。 これまで地球は生命体が住める唯一無二の存在として 信じられてきたが、 その考えは最新の現地調査により覆されつつある。 同じく太陽系に属する火星では、 生命の痕跡を示す化石が確認されています。 宇宙には1000~2000億個の銀河が存在すると 言われており、 それにはかの有名な天の川が含まれてます。 なお、この数はあくまでも既存の天体望遠鏡により 得られた観測結果に基づいているに過ぎず、 この数をもって宇宙上の銀河の総数を 表しているわけではない。 そんな中、 NASAの研究グループは、 最新んのテクノロジーであるAIを駆使して、 銀河数を算定するプロジェクトを発足しました。 ちなみに、 このプロジェクトの進捗状態については、 2020年7月2日、 天文雑誌「Monthly Notices Royal Astronomical Socciety] の電子版にも掲載されている。 ![]() ヂィープラーニングの技術は日々進歩しており、 セキュリティ用のカメラや自動車運転車両に 搭載されたAIは、人間よりも正確に情報を自動で 抽出・判断可能な段階まで到達している。 より身近な例を挙げると、 ペットの猫や犬の写真を入力するだけで、 判断することが可能です。 こうしたAIが得意とする識別は、 宇宙分野にも活かすことができるとするのが NASAの視点です。 NASAの研究グループの大半は日本の国立天文台の 研究者で占めており、 すばる望遠鏡が設置された国立天文台 ハワイ観測所にて研究を実施した。 すばる望遠鏡にAIを適用することで、 すばる望遠鏡が捉えた宇宙を超広帯域の視野で 処理するとともに、 すばる望遠鏡が獲得した大量のデータセットを用いて 銀河を分類するという試みがなされた。 すばる望遠鏡に搭載された ハイバー・シュプリーム・カム(HSC)は、 既存のスローン・デジタル・スカイサーベイと 比べ36倍と高性能であり、 空間分解能においては2倍にも及ぶ。 最新のヂィープラーニングにより望遠鏡の 高感度が上がったことで、 人間の肉眼では観察されないより多くの銀河系の 発見につながると見込んでいたが、 銀河はすべて一様ではなく、 渦巻く銀河もあれば、そうでない銀河もある。 今回の観測では、97.5%という正確さで、 銀河の形態に基づき分類することに成功している。 ![]() さらに同時期には、英国のウォーリック大学の 研究グループがAIの恩恵を借りて、 50個の新惑星を発見するという快挙を成し遂げている。 従来、太陽系外の惑星を探査する際、 顕微鏡と衛星との間を通過する惑星の光を手がかりに 探る手法が採用されているが、 バックグラウンド干渉やカメラのエラーなどが 原因で正確な探査がそがめられ得る。 また、 既知の惑星のうち約30%が理想的でない 手法による検証作業を経ているのが現状です。 こうした現状を鑑み、 何千にも及ぶ惑星の候補を含むNASAのデーターを 活用し、機械学習アルゴリズムを共同で開発した。 NASAのケプラーが収集したデータには、 何千にも及ぶ惑星の候補が挙がっていた。 ウォーリック大学による検証の結果、 地球よりも小さく、同じく太陽系に属する 海王星と同等の大きさを有する合計50個の 惑星が特定された。 今回の発見へと至った新惑星は、 1~200日と公転周期にばらつきがあった。 ![]() 第三次AIブームに乗り始めたころ、 グーグルがNASAと共同で、 機械学習を使用して太陽系外の恒星「ケプラー90」の 第8惑星を発見している。 ケプラー90は太陽よりもやや高温で質量も大きいが、 その他の多くの点において太陽と酷似している。 地球は365日かけて太陽の周りを回っているが、 ケプラー90の公転周期はわずか14日です。 今後、AIという文明の賜物によって、 宇宙に関わる謎が紐解かれていくことになるだろう。 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、 |
|