2019/12/7
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「ヘアカラー」が乳がん発症のリスクを高める可能性 |
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「ヘアカラー」が乳がん発症のリスクを高める可能性![]() point
ヘアカラーリングもすっかりお馴染みになった昨今、 一度は髪染めをしたことのある女性もかなり多いでしょう。 ところが、カラーリングに使われる染毛剤には、 ある危険が潜んでいるかもしれません。 ホプキンス・キンメルがんセンター(アメリカ)は、 3日、国内の女性4万5000人以上を対象にした調査により、 染毛剤の使用と乳がん発症のリスク増加に深い関連性が あることを発見したと報告しました。 研究主任のオーティス・ブロウリー氏は 「発がんの詳しい原因特定はされていないものの、 日頃使っている美容品には、発がん物質が 含まれている可能性も考えられる」と述べています。 研究の詳細は、12月3日付けで 「International Journal of Cancer」に掲載されました。 Hair dye and chemical straightener use and breast cancer risk in a large US population of black and white women https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ijc.32738 染毛剤だけでなく縮毛矯正剤も調査の結果、発がんの増加傾向は人種間によって違いも見られ、 特に黒人女性に最も強い影響が見られています。 5〜8週間ごとに染毛剤を使用する被験者を調べたところ、 多くの女性では9%の発がんリスク増加が見つかったのに対し、 黒人女性は最大で60%の増加傾向にありました。 また、使用する染毛剤によっても違いが見られ、 黒色(暗色系)に染める場合は8%増(黒人女性は51%増加)、 白や金髪(明色系)に染める場合は12%増(黒人女性は46%増)となっています。 しかしこの結果は、人種間による身体の違いよりも、 黒人女性用に作られている脱色剤に、 内分泌系を撹乱する物質が多く含まれていることが 関係している可能性が高いようです。 ![]()
また同時に、 「縮毛矯正剤にも発がんリスクを増加させる傾向が見つかった」と 報告されています。 縮毛矯正剤の場合は、人種に関係なく、 5〜8週間ごとに使用するすべての女性に 30%の発がんリスク増加が見られました。 ブロウリー氏は「発がんリスクには染毛剤や縮毛矯正剤だけでなく、 他の要因も関係している可能性がある」と指摘します。 「例えば、肥満傾向にある人は、カロリー消費量が多く、 運動する機会も少ないため、染毛剤などに含まれる 化学物質の影響をより受けやすくなっているのでは」と推測しています。 一方で、原因が特定されていない以上、 公式に使用注意を促すこともできないそうです。 これだけ深い関連性が見られる以上、 染毛剤や矯正剤の過度な使用は控えた方がいいかもしれません。
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