米国の医師の半数以上が結束し、
私たちの健康に対する気候変動の脅威がいかに差し迫った問題であるか
警鐘を鳴らしています。
気候変動はすでに人間に病をもたらしているのです。
家庭医や小児科医、産科医、アレルギー専門医、内科医らが参加して
新たに結成された「気候と健康に関する医療社会コンソーシアム」は、
気候変動が健康に与える影響を詳述する報告書を発表しました。
この報告書は、気候変動に伴う健康リスクの主な3つのタイプを概説しています。
1. 激しい気象パターンによる死亡など直接的な危害、猛暑で悪化する喘息やその他の肺疾患の増加、火災の煙や空気の質の悪化、アレルギーの季節が長くなることに起因する心臓血管の問題
2. ジカウイルスやライム病など、昆虫や汚染された食物、水を介してうつる病気が気候変動により地理的範囲を拡大する可能性
3. 気候変動が引き起こす、精神衛生への予期せぬ悪影響
トランプ政権は地球温暖化に関する科学者の統一見解に疑問を呈し、
関連機関から資金と権限を剥奪しようとしているだけに、
気候変動の健康リスクへの意識を高める行動が求められます。
環境保護庁長官に就任したスコット・プルーイット氏は、
CNBCのニュース番組で、
「気候変動に対する人間の活動を正確に測定することは非常に難しく、
インパクトの程度については大変な意見の相違がある」と、
気候変動懐疑派らしい見解を述べています。
まだ甘い脅威の認識
狂った気候が、
すでに自分たちの健康に直接影響を与えていると理解できさえすれば、
人々はもっと危機感を抱くのではないか、とコンソーシアムは期待します。
エール大学の2014年の調査によれば、
気候変動が健康に悪影響を及ぼし得る状況を一つでも挙げることができたのは、
アメリカ人の4人に1人に過ぎませんでした。
報告書は、差し迫った危機を訴えます。
ほとんどのアメリカ人は、気候変動は実在すると理解し、心配している。しかし、大部分の人々は、ホッキョクグマの未来はともかく、必ずしも人間を脅かす問題ではないと、時間的にも空間的にも遠い脅威としか考えていない。ところが現実はまったく違う。気候変動はすでに国内の各地域のコミュニティに問題を引き起こしており、医師の視点から見て健康を害するものだ
子供や学生アスリート、妊婦、高齢者、慢性疾患やアレルギーの患者、
そして貧しい人々は、健康に気候変動の影響を受ける可能性が特に高いそうです。
また、脅威の内容には地域差があります。
例えば、
カリフォルニアや南西の乾燥地帯では、
水に関連した感染はあまり見られませんが、
農業汚染や洪水などの極端な災害の危険性は、他の地域よりも高くなります。
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
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