合成界面活性剤の主な用途
洗浄剤
おブラと水を混ぜて捨てる。
肌を守っているバリアが失われやすくなる。
クレンジング、洗顔フォーム、シャンプー、ボディーソープ、
浸透剤
肌の油分を流失させてバリアを壊す。
美容液、化粧品、乳液、クリーム、育毛剤、美白化粧品、
保湿剤
肌に水を含ませる。一時的にしっとりしたかのように
錯覚させる。
化粧水、クリーム、乳液、美容液、
帯電防止剤
髪に長時間水分を含ませて静電気の発生を防ぐ
シャンプー、リンス、トリートメント、
柔軟剤
髪や肌を柔軟にする。バリアを壊して皮膚の中に
水を入れ、合成ポリマーなどでフタをして柔らかくする。
「きれいになるための5つの約束」
1,メイク落としや洗顔料の選び方が、最重要。
バリア機能が一時的に弱まる瞬間なので、
洗顔には石鹼を、メイク落としにはコールドクリーム
など、洗い流せない油が主体のものを。
2,合成界面活性剤、合成ポリマーの量や
種類が多い化粧品を避ける。
機能をうたった化粧品は要注意。
「もちもち」「ぷるぷる」「浸透」「美白」「ぷっくり目元」
など、乳液やジエルも注意。
3,オーガニック、植物由来は
中身のコンセプトを確認。
界面活性剤が入っているにもかかわらず、
オーガニック植物由来、天然由来、アミノ酸系
とうたうことも多い、
植物エキスの乱用は植物毒の危険がある
ので注意。
4,肌の環境を考えたクリームを選ぶ
油が多くてべたべたしているか?
油の種類が少なすぎたり偏ったりしていないか?
皮膚の組成や常在菌のことを考えた配合か?
5,バリア機能を守りつつも、
ほどよい刺激が美肌のカギ
石けん、蒸しタオル、マッサージ、酸性化粧品、
剝離性パックや顔そりなどのほどよい刺激が
効果ある美容法。
ただし、刺激が強すぎてはダメ。
肌が弱っている場合は、肌のバリア機能を
戻してから、ほどよいと感じる刺激でとどめる。
「美しくなるための3注意点」
①肌は最大の臓器である。
皮膚の健康は食べ物から。
美容でできることはほんの1割~2割である。
②安全な方法は面倒である。
道具を使いやすいところに置いて、
まずは3週間、それを3ヶ月続け、
歯磨きと同じように習慣化すること。
③美顔術は継続が大切。
毎日のコールドクリームによるメイク落とし。
蒸しタオル、週2~3回のマッサージ、
剝離タイプのパックは、カレンダーに記録する。