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【稲盛和夫も学んだ】
中村天風が語る「心穏やかで幸せな人」と
「感情的で不幸な人」の決定的な違いとは
井上裕之: いのうえ歯科医院理事長、歯学博士、経営学博士
教養ニュースな本
「許す」というのは、相手のためだけではなく、
「自分の心の平静を守る」ための秘訣だ
「許す」というのは、相手のためだけではなく、
「自分の心の平静を守る」ための秘訣だ
「だから人間はね、
事実で幸福を感じようとしちゃいけないのよ。
心の中につくっちまうんだよ、
幸福の花畑を」 『心を磨く』より
なぜ、あの人はいつも良い感情でいられるのか。
その理由は、心が絶対的に積極的だからです。
私たちの前に現れる現実は、すべて自分自身の心、
つまり「どんな感情で生きているか」
によって形づくられます。
心の中に消極的なものを溜め込むと、
どれほど努力しても豊かな人生は訪れません。
そこで、運命を好転させる土台となるのが、
「積極精神」です。まずはあなたの心の中を、
明るく朗らかで前向きな「良い感情」
で満たすことから始めていきましょう。
私たちは、「良いことが起きたら幸せ」
「悪いことが起きたら不幸」と、
目の前の事実に一喜一憂してしまいます。
しかし、
出来事や得られたものを根拠として
幸せを求めてはいけません。
欲しいものを手に入れた喜びを幸せの基準にすると、
それを得られなかったり、
失うと、
たちまち不幸になってしまうからです。
積極精神で生きる、
すると、良い現実が形づくられる。
先に幸福であることを感じることで、
「幸福な人生が現実化する」ということです。
「使うべき心に反対に使われて生きている」
『心を磨く』より
私たちは本来、
自らの人生をより良くするために
「心」を使う主体であるはずです。
しかし、多くの人が知らず知らずのうちに、
湧き上がる感情に支配され、
心に「使われる」生き方をしてしまっています。
「つらい」「悲しい」という感情に心を乱されるのは、
まさに心に使われている状態です。
心は本来、自分が支配し、
使いこなすべきものです。
たとえば、
人との別れに直面したとき、
ただ悲しみに暮れるのか、
あるいは「人間関係がひとつ減ったから、
より良い人間関係が生まれる余白ができた」と捉えるか。
後者のように捉えられれば、
悲しみは期待やワクワクした気持ちへと変わります。
自らの意志で心を使いこなし、
建設的な方向へと導くこと。
心に使われるのではなく、
心を使いこなすこと。
その主従関係を正しく保つことが、
人間関係の質を高める鍵となります。
相手を許すことは、
自分の心を自由にすること
「怒ると同時に笑うことはできないんだから」
『君に成功を贈る』より
私たちは、
怒りながら同時に笑うことはできません。
「人は一度にひとつの感情しか選べない」からです。
怒りを選べば怒りの世界が広がり、
笑顔を選べば笑顔の世界が広がります。
怒っているとき、
人は自分も他者も幸せにすることができません。
極端な話ですが、
もし、あなたが怒りのまま相手に強い言葉をぶつけ、
その相手に翌日、
不幸が起きて亡くなったとしたら、
あなたは後悔しないでしょうか。
もちろん、
相手の態度に不快になることはあります。
しかし、
自分の対応まで相手に合わせる必要はありません。
あなたが相手に不快感を抱かせる必要はないのです。
相手がどうであれ、
自分は後悔しない言葉や行動を選ぶ。
これは相手のためであると同時に、
自分自身の心の状態を守るためのコツです。
怒りを選ばないということは、
積極的な心を選ぶということです。
どんな状況でもマイナスの感情に支配されてはいけません。
怒りを手放し、
笑顔や感謝を選ぶことは、
自分の人生をより良くする秘訣なのです。
【稲盛和夫も学んだ】
中村天風が語る「心穏やかで幸せな人」と
「感情的で不幸な人」の決定的な違いとは
「人の落ち度を発見したらば、
それはもう頭から許しちまわなきゃ」
『真人生の創造』より
相手の欠点やミスを目にしたとき、
私たちはつい「なぜ、そんなことをするんだ!」
と責めたくなったり、
不満を抱えてしまいます。
しかし、
そこで相手を非難しようとする心こそが、
自分自身の「心の積極性」を損なう最大の原因です。
相手の欠点を見て責めるという行為は、
自分の貴重なエネルギーをネガティブな感情に
浪費していることに他なりません。
怒りや苛立(いらだ)ちに心を引きずられている間、
あなたは消耗し、
せっかくの積極的な心構えが崩れてしまいます。
「許す」というのは、相手のためだけではなく、
「自分の心の平静を守る」ための秘訣です。
許すことで、あなたの心は乱れることなく、
穏やかな状態を保てます。
完璧な人などいません。
自分も他人も、不完全なのです。
相手の落ち度を許容する心を持つことは、
自分の器を大きく広げることでもあります。
誰かを責めたくなったときこそ、
理屈で考えず、すぐに許してしまいましょう。
常に自分の心を上機嫌に保つために、許すのです。
あえて人の見ていない所で“徳を積む”ことをオススメする理由
「同情して、自分まで心配して不愉快になったり、
悲観して不機嫌になってしまう馬鹿者がいる」 『運命を拓く』より
誰かが困っているとき、
相手の立場に立って考えることや同情することは、
決して悪いことではありません。
しかし、同情することで、
自分が不愉快になったり、
悲観して不機嫌になってしまうのは馬鹿げています。
相手を思いやるあまり、
自分まで同じような消極的な気分になってしまっては元も子もありません。
相手のネガティブな感情に同調して、
自分自身を苦しめるべきではない。
最も大切にすべきなのは、
まずはあなた自身の心の健康です。
自分が受け止められる範囲の中で手を差し伸べることが、
大人の関わり方です。
相手がどれほど深い悩みの底にいたとしても、
あなたの心まで消極的になる必要はありません。
他人の問題と自分の感情の間にしっかりと線を引きましょう。
自分の感情を害してまで他人を助けようとするのはやりすぎです。
「これ、一番いけないですよ、自己否定が。
進んで積極的に自己肯定をなさい」
『心を磨く』より
人生において最も避けるべきことは、
自分自身を否定することです。
一番大切な存在であるはずの自分を否定してしまうのは、
自ら未来の可能性を閉ざすことになります。
他人がどう接してくるかはコントロールできませんが、
自分だけは最後まで自分を大切にするべきです。
とはいえ、
急に自己肯定感を高めようとしても難しいかもしれません。
そこでオススメなのが、
日々、小さな「徳」を積み重ねることです。
人の良いところを見つけたり、
人に感謝したり、
あるいは人知れず誰かの役に立つために行動する。
そうした日々の営みの蓄積が、
「自分にはこんな良いところがあるんだ」
という確信に変わり、
自然と自分を認められるようになっていきます。
自己否定という足かせを外し、
自分の可能性を信じてコツコツと歩み続けましょう。
最期の瞬間に「幸せな人生だった」と思えるように、
自分の素晴らしさを信じて、
今ここから始めていきましょう。
※中村天風の言葉は次の書籍からの引用です。
『心を磨く』 『君に成功を贈る』 『真人生の創造』 『運命を拓く』
天風先生の教えの中でも重要な「積極的精神」 こそが人生を好転させる。イライラしたとき、
不安になったとき、つらいとき、かなしいとき… どんな状況でも感情に振り回されず、 積極的な心をつくるヒントを潜在意識的な視点から解説します。
<参考:井上裕之 >
1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、
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