| 人間ってこんなにも素晴らしい、心の不思議
心は単純なプログラムではない。
前にテレビを見ていたら、
ロボットの特集をやっていて、
道を相手に譲るプログラムを
紹介していました。
説明では「向かいから来た相手を
センサーで認識し回避できるようになれば、
ロボットにも心が宿るということですかね」
というものでした。
私はこれを聞いて開いた口が塞がりません
でした。
その人は心というものをただのプログラム
としか捉えていないようです。
言うまでもなく、
相手に道を譲るのはセンサーや
プログラムではなく、
人間ならではの”思いやり”からであって、
それをなくして心が宿るとは全く別の事
なのです。
別にロボットを否定しているわけでは
ありません。
ロボットや機械には、それ相応の
想念体というものがあって、
しっかり仕事をしてくれているのです。
しかし、
人間とは次元が違うほどの
開きがあり、
それと一緒にするのは危険な考え方です。
たとえ映画ターミネーターのような
ロボットが出来たとしても、
人間の心はそれよりも遥かに
優れているということを
忘れてはいけません。
心は高性能で敏感
心は私たちが思っているよりも
高性能で敏感です。
1秒で物事を認識し、
0,1秒で判断します。
その場の雰囲気を感じ取るという
性能も含めれば、
それはまさに高次元といっていいでしょう。
そして敏感です。
特に危険なものには敏感で、
物理的に危険なものは当然ですが、
精神的に危険なもの（例えば自分の
悪口を言っている者や攻撃的な
発言を繰り返している者など）
には敏感で、
それを回避しようとします。
さらに状況に応じて様々なことを考え、
1つの行動を行うのにいくつかのパターンを
反射的にシュミレーションーしている
場合もあります。
記憶においても高性能で、
表面意識では覚えていなくても
無意識には膨大な量の記憶が
蓄積されており、
原理的には自由に取り出せるように
なっています。
よく死ぬ間際に生まれてからこれまでの
人生のシーンが映画のように蘇って
見えることがあると言います。
走馬灯と呼ばれるものですが、
これは無意識に膨大な量の記憶が
蓄積されていることの証です。
他にもご存知のように人間の心には
様々な能力が秘められており、
その力は無限大と言っていいでしょう。
心はなぜ誤作動するのか？
先ほど心は高性能という話をしましたが、
それならなぜ人間は間違えるのでしょうか。
一つには「心は感情のためにあるから」
ということが言えます。
心はパソコンのデーター入力や数式を
記憶するためにあるわけではありません。
喜怒哀楽を基本とする感情のために
あるのです。
いろいろカモフラージュされても結局は
感情を中心に行動しているので
物理面においては間違えることが
あるのです。
もう一つは「心の状態が屈折しているから」
ということが言えます。
完全な心の状態の人はいません。
皆、この世に生まれた以上どこか
屈折していますから。
天から光が下りてくるのをイメージ
してください。
それをそのまま真っすぐに
受け入れられる人は素直な人です。
そういう人がいないとは限りませんが、
大抵の人はその光を自分なりに
解釈して変換してしまうのです。
それは別に悪いことではありませんが、
光の純度は落ちます。
そこに間違いが生じることがあるなです。
分かりやすく言うと、
本物のダイヤと偽物のダイヤを
間違えるようなものです。
この２つは非常によく似ているため、
なかなか見分けることができません。
それで間違えて誤作動をしてしまうことが
あるのです。
自分でも気づかない無意識の世界とは・
さて、
心というと無意識の世界を無視することは
できません。
果たして無意識の世界とは何でしょうか。
最近の研究では無意識では普段、
活動している意識で考えている事とは
全く別の事ことを考えている（イメージしている）
ことが分かってきています。
例えば、
良いか悪いかは別として
会議中に議題とは全く別のことを
考えてしまうことはないでしょうか。
それと同じように無意識の世界では
自分では想像もしていないような
活動をしていることが多いのです。
農家のおじさんがイケメンの
ヒーローだったり、
掃除のおばちゃんが絶品の美女
だったりするかもしれないのです。
そしてそのことは当の本人でさえも
気づいていない場合がほとんどです。
無意識の世界に秘められた、
もう一人の自分。
心には無限大の可能性があるという
ことです。
＜参考：BEAUTY&ECOONE＞
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