寒い季節にご注意を・・・!
冬場の高血圧 !
高血圧の方は、冬は特に注意が必要!
ということをよく言われます。
寒いトイレ、
寒い脱衣場、
急に温度が下がる環境が良くないことも、
すでに高血圧方はご存知だと思います。
ではなぜ、夏より冬が危険なのでしょうか?
今回は寒さと高血圧の関係を取り上げます。
血圧とは・・・?
心臓が全身に血液を送り出す時、
血管壁にかかる圧力を血圧といいます。
心臓は、収縮と拡張を繰り返しながら、
血液の循環を行っています。
血圧値は、
心臓が収縮した時にかかる、
最も高い圧力を収縮期血圧(最大血圧)、
拡張した時の、
最も低い圧力を拡張期血圧(最小血圧)
として測定し、値を出します。
普段の血圧を知ることが大切
血圧を測る方法は、
病院やクリニックで測る「診察室血圧」と、
自宅で測る「家庭血圧」があります。
さて、
どちらが正確に普段の血圧を測れるでしょうか・
病院やクリニックで測る「診察室血圧」
の方が正確性が高いと思われがちですが、
実際は「家庭内血圧」のが普段の血圧を
知ることができるのです。
「診察室血圧」は病院で診察という
状況下に緊張してしまい、
血圧が上がってしまう場合が有り、
この現象を白衣高血圧と呼ばれています。
診察室血圧と家庭内血圧の診断が異なる場合、
家庭内血圧を優先とするとしていますので、
家庭でも日々血圧を測る習慣があると
安心ですね。
寒さは血圧を上げる
冬場の高血圧症が危険な理由は、
寒い時期には高血圧の人に限らず
血圧が上昇する、
ということにあります。
もともと血圧が高めの方は、
冬になると更に血圧が上昇してしまうため、
合併症を起こしやすくなり、
冬の高血圧は、
この合併症の恐れが高い事から、
注意が必要です。
寒くなると血圧が上がるその理由には・・・
①寒さでのストレス
ストレスは日常様々な形で私たちの身体を
刺激していますが、
そのストレスによって分泌される
ホルモンが血管を収縮させ
高血圧を誘発しているのです。
②塩分摂取量の増加
塩分を多く摂っているというより、
食事の量が全体的におおくなっているから
といった方が良いでしょう。
冬は夏に比べて食欲が増す人が
多いと思いますが、
これは寒くなるとエネルギーを供給しようとする、
身体の自然な理現象です。
その為塩分摂取量も増えてしまっているのです。
高血圧の人・そうでない人・・・ 冬を乗り切る為に次の事に心掛けて 生活をしてみませんか?
急な温度の変化に注意!
冬のトイレやお風呂場、
寒い戸外で途端に心筋梗塞で倒れる
といった例を耳にしませんか?
温かいところから急に寒い所へ移った為、
高血圧の人の場合急に血圧が上昇し
合併症を起こしたのが原因です。
急な血圧の上昇を避けるために、
お風呂場、脱衣場を暖房したり、
沸かしたお風呂の蓋を開けたり、
シャワーを出して温めておく工夫を
してみてください。
また、
トイレも同様で換気の関係で
寒暖差の激しい場所になりますので、
人感センサー付きの暖房機等を設置を
する等の工夫をしてみてください。
減塩とカロリー制限を
冬場は特に意識し減塩を 行しましょう。
寒くなるとつい「熱燗であったまる」等の
誘惑に負けてしまいがちですが、
アルコールの長期多量摂取は
血圧を上昇させたり、
降圧薬の効果を弱めたりします。
さらに、
エネルギーの過剰摂取につながり、
ひいては肥満などによって血圧上昇を
もたらすことにもなります。
おいしい食べ物が豊富な秋から冬にかけて
ですが、
身体のエネルギー代謝も低下していますので、
食事の量も含めて、
カロリーを摂りすぎないように
気を付けましょう。
便秘を防ぐ!
便秘になると、
トイレでいきむ時間が長くなりますが、
寒さでトイレでいきんだ時に、
脳卒中を起こす例も多くあります。
食事は食物繊維のものをしっかり摂り、
適度な運動にも心がけましょう。
また、
寒くなると不足がちな水分を定期的に
摂取し便を柔らかくして排出時の
いきみを少しでも和らげましょう。
充分な睡眠を・・・
血圧にとって、
ストレスは危険因子の一つです。
ストレスを受けた身体から疲れを摂るためにも、
充分な睡眠を心掛けてください。
また、
睡眠時は血圧が下がり、
活動時に上昇した血圧によって
傷ついた血管壁を修復する時間でもあります。
血圧は高齢になるにしたがって変動しやすく、
一般的に上がるものなので、
壮年期から充分な注意を払った
ライフスタイルを心がけておきましょう。
血圧は精神状態や活動の種類によって
変動しやすいものですが、
あまり神経質に血圧の数値にこだわるのも
問題ですが、
まめに自分の血圧を測定して、
正確な値を知っておくことも大切です。
人生100年時代を健康にいきるためには
血圧の管理が欠かせません。
この機会に、
記録を始めてみいませんか?
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