心温まる心霊エピソード
秋の不思議なお話
第一話
地球の神様に会えた!?
夢を見ていたのか幽体離脱していたのか
分かりませんが、
気づいたら神殿のような所にいて、
広くて白い階段がありました。
そしてその一番上に外に出られるドーム状の
出口が見えました。
ふと手元を見ると小さなテーブルがあって、
そこに赤・青・緑・紫など7色の紐がおいてありました。
僕はそのうちの黄色がメインだと思ったので、
黄色を手に取って階段を上がり、
そのドーム状の出口から外に出ました。
雰囲気からいって素敵な神殿でも出てくるかと
思ったら、
そこはただの荒野でして。
しかしゴツゴツした岩場の真ん中に2メートル
くらいの大きなスマホみたいなパネルがあって、
空を見上げると太陽が光り輝いていました。
どうやらその太陽が神様で、
この大きなパネルが神様の伝言板のように
なっているようです。
パネルの下には球体が付いていて、
それを回すことでいろいろな文明の様子が
画面で見れる仕組みになっていました。
地球上では実に多くの文明があったようで、
誰も知らないような文明も映っていたように
思います。
すると上の方から、
こんな声が聞こえました。
「私は全ての文明を支配してきた。
全ては私の意中にある」と。
僕はこの声は地球の神様だと思いました。
だけど威圧感は全くなく、
スゴく自然な感じがしました。
偉大なのに空気のように透明でした。
地球の神様は全てを支配している。
だけど決してそれは自由を奪うものではなく
違和感のないもの・・・
とても不思議な印象でした。
第2話
奇跡を起こした鶴の壺
裏庭にある蔵の掃除をしていたところ、
古い壺が見つかりました。
素焼きしたような地味の壺でしたが、
鶴のきれいな絵柄が印象的でした。
主人は
「これはきっと価値のあるものに違いない」と
言い、
早速鑑定士に見てもらったところ、
なんと300万円はするお宝だということ。
一家は喜び家宝にしましたが、
一方で売って現金にすべきなのではないか?
という意見も家族から出てはいました。
しかし主人は断固として売ることはせず、
毎日、自分の枕元に置いて寝ていました。
するとある晩、不思議な夢を見たそうです。
それはかなり昔の江戸時代の河原の風景で、
そこで天女らしき女性達が水遊びをしています。
しばらく見ていると、
その」女性達が鶴のように天高く飛んでいきました。
主人は特に何もせず、
それを見ていただけなのですが、
なんとも幸せな気分になったと言います。
ちなみに主人は肺ガンを患っていました。
ステージ4と診断され余命も1年足らず・・・
しかし奇跡が起きたのです。
ある日、お医者さんから呼び出され
「鈴木さん!ガンが全て消えていますよ!
こんなことありません!」と。
ガンが無いから手術もできないということで
退院しました。
あの壺と夢とガンが何の関係があるのかないのか
分かりませんが、
とにかく主人は
「ご利益だ。壺と天女が助けてくれた」
と喜んでいます。
第3話
小学生の友達は宇宙人??
小学生の頃、不思議な友達Aがいた、
見た目は普通だが、
日本語が上手くなく喋りづらそうで、
たまに意味不明な言葉を発していた。
僕が「今のなに?」と聞くとAは慌てて
「な、なんでもないよ・・・」とそっぽを向いていた。
家の場所も教えてくれず、
夕方5時には必ず帰っていった。
そこで僕はある時、尾行した。
すると意外なことに普通のマンションに
住んでいた。
部屋に入ろうとするAに
「ここが君の家か~(笑)入れてよ」と言うと、
Aはビックリしたけど観念したようで
「ちょっとだけだよ」と言って中に入れてくれた。
両親は仕事でおらず、
中は薄暗く静かだった。
すごく不思議だったのが生活感が
ほとんどないということ。
一応、食器とか洗剤とか置いてあるけど
使っている感じがなくモデルルームみたいだった。
A君の部屋にはベットがなく
「どこで寝ているの?」と聞くと、
布団を出して寝ているということだが、
その布団も見当たらない。
そしてクローゼットの中には鉄板のようなものが
50枚くらいあって、
エジプトの象形文字を進化させたような
絵柄がびっしり刻まれていた。
さらにその横にそれを再生するだろう
レコードのような機械が置いてあった。
怖かったのでさすがにスイッチは押せなかった。
トイレから戻って来たAが不審がっていたが
何も見ないフリ」をした。
おもむろにAが「これ、あげるよ」と言って
丸い玉をくれた。
大きさはビー玉くらいでスーパーボールと
スライムの中間ぐらいの硬さだった。
色はターコイズみたいな感じできれいだったが、
いつの間にかなくしてしまった。
あまり話はしなかったけど、
これだけは覚えている。
確かに「僕の星では・・・」と言った
それからAは転校していったけど、
先生は「あの子のことは忘れなさい」と
意味不明なことを言っていた。
僕はAは自分の星に帰ったのだと思っている。
第4話
謎のメルヘン列車
埼玉県のM野線での話。
いつも通り駅のホームで電車を待っていると
普通に来たんだけど、
中に入るといっもと違っていた。
全ての車両がクリスマスみたいに飾り付け
されていた。
窓を見るとスプレーなんかで白い雪の模様とか
描かれていて「あとで消せるのかな・・・」とか
思ってしまった。
乗っている人はなんかのボランティアみたいな
人たちで、
とにかく優しく温かだった。
ある車両にはテントまで張られていたが
中には入らなかった。
例えば、どこかの養護施設などのイベントで
貸切にして楽しんでいるのかな?と思った。
止まる駅が決まっているらしく、
降りたい駅から5つ過ぎた駅で降り自宅に帰った。
何だったのか後でM野線に問い合わせてみようと思う。
<参考:BEAUTY&ECOONE>
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