首こりに悩む人にご紹介するのは、
うつ伏せの状態で行う頸椎(首)
のロングホールド・ツイスト。
陰ヨガの練習でも取り入れられる、
非常にリラックス効果の高いポーズです。
これから紹介する「首こり」を改善する陰ヨガは、
2分間、時間をゆっくりかけながら行うもの。
表面の筋肉だけでなく、
より深い部分にアプローチできるのが特徴です。
• 頸椎周辺の結合組織(ファシア)の解放
単発のストレッチでは届かない、
首の骨(頸椎)を支える靭帯や筋膜に
穏やかな圧をかけ、
柔軟性を高めます。
• 副交感神経の優位化
首には自律神経に深く関わる
神経が集中しています。
2分間ホールドすることで、
脳が「リラックスしてよい」
という信号を受け取り、
心拍数や呼吸が落ち着きます。
• 首・肩の周囲にある筋肉のコリの解消
首にも深層筋があります。
脊柱に1番近く位置している頭長筋や頸長筋は、
首肩こりがあるとうまくつかえません。
また首の外側にある舌骨下筋群、
胸鎖乳突筋は日常のデスクワークや
スマホ操作で固まりやすい筋肉です。
これらの筋肉を自重によってゆっくりと
引き延ばすことで、
深部まで柔軟性と血流を改善します。
また、頬の下に位置する、
咬筋も肩こりに関係するもの。
全身の緊張のもととなるあごの
噛み締めもほぐしていきましょう。
• マインドフルネス効果
静止して自分の呼吸と向き合うことで、
意識が内側に向き、精神的な緊張を緩和します。
・ 「結合組織や「深部」への働きかけ
筋肉(弾性)はすぐに伸び縮みしますが、
靭帯や筋膜といった結合組織や
深層筋を変化させるには、
「弱い圧を長時間かけ続ける」ことが必要です。
2分という時間は、
これらの組織がゆっくりと形を変え
始める絶妙な時間なのです。
・ 重力による「自然な牽引」
うつ伏せになることで、
自分の頭や肩の重みが重力で自然に首へかかり、
適度な負荷となります。
自ら「曲げよう」とするのではなく
重力に身を任せることで、
無理のない安全な可動域の拡大が期待できます。
• あごの位置を微調整する
首の付け根に痛みを感じる場合は、
あごを少し引くか上げるなどして、
呼吸が通りやすく不快感のない位置を探しましょう。
また、途中でお休みしたり止めても構いません。
過剰に負荷をかけないことが大切です。
• 肩の力を完全に抜く
首だけをねじるのではなく、
肩先が床に沈み込むようなイメージを持ちましょう。
首への突っ張りがやわらぎ、
効果が深まります。
• 終わった後の「リバウンド
(もどっていく余韻)」の感覚を味わう
2分経って顔を正面に戻したとき、
首の周りにじわ〜っと
血が巡る感覚(リバウンド)を
観察してみてください。
これが組織が修復・活性化しているサインです。
首は非常に繊細な部位なので、
首肩に強いこりを感じている人は、
30秒から始めましょう。
もし途中でピリピリとした痺れや
強い痛みを感じたら中断してください。
無理せず、
時間を短縮したり、タオルなどを敷いて
高さを調整したりして、
心地よさを優先して行なってください。
※タイマーを用意します。
1.うつ伏せに寝る
2.右側の頬を下にして、左側を向く。
30秒〜2分を目安にスタートします。
3.タイマーが鳴ったら仰向けになり、
1〜2分間血流やリンパの流れが戻る
感覚を味わいリラックスします。
4.反対側も同様に行います。
※腕は体の横に伸ばすと、
肩の重さがちょうどよく首のツイストに効きます。
手を重ねて顔の下に置いて行なってもOKです。
<参考: 西川尚美 >
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