口から入ったマイクロプラスチックの 行く先は「脳」だった?... 高濃度で含まれる 「食べ物」に注意【最新研究】


2025/3/1

口から入ったマイクロプラスチックの 行く先は「脳」だった?... 高濃度で含まれる 「食べ物」に注意【最新研究】

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

口から入ったマイクロプラスチックの

行く先は「脳」だった?...

高濃度で含まれる

「食べ物」に注意【最新研究】

 

 
脳のイメージ

 

 

<ポリエチレンなど

プラスチックの微粒子が

食物連鎖を経て、

 

人間の脳に蓄積している?>

 
 

プラスチックの微粒子が、

人間の脳に蓄積されている。

 

しかもその量は、

この8年間で1.5倍に増えている──。

 

そんな衝撃的な研究結果を、

米ニューメキシコ大学の研究チームが発表した。

 

「プラスチックごみの問題を、

極めて身近なものにする研究結果だ」と、

同大学のマシュー・カンペン教授は語る。

 

「『私の脳にはプラスチックが

たまってるみたいなんだけど、

 

全然気にならない』などと言う人は

見たことがない」

 


マイクロプラスチックと呼ばれる

プラスチックの微粒子(直径5ミリ以下の粒)は、

 

今や地球上のあらゆる環境に存在しており、

食べ物を介して私たちの体に

入り込んでいるという。

 

 

その存在はこれまでにも腎臓や肝臓、

胎盤、精巣などさまざまな臓器に確認されてきたが、

 

ニューメキシコ大学の研究チームは今回、

とりわけ脳における残留濃度が

高いと指摘している。

 

その蓄積ペースは、

世界におけるプラスチックごみの増加と

比例しているという。

 

研究チームは、

ニューメキシコ大学法医学調査室(OMI)が

法医解剖などで集めた脳組織(より具体的には、

 

抽象的思考から運動機能まで幅広い

能力をつかさどる前頭葉)のサンプルを調べた。

 

 

OMIでは、

法医解剖などで採取した組織を

7年間保管することが義務付けられている。

 

従って研究当時の最も古いサンプルは

2016年のものだった。

 

そこで研究チームは、

16年のサンプルと24年の

最新サンプルを比較することにした。

 

 

【クイズ】

世界で1番マイクロプラスチックを

「食べている」のは、どの地域に住む人?

 

 

まず、

サンプルの脳組織を溶かして遠心分離機にかけ、

プラスチック微粒子を分離した上で、

質量分析計で組成を調べた。

 

その結果見つかったプラスチックは12種類。

 

最も多かったのは、

ペットボトルなどに使われるポリエチレンだった。

 

 

マイクロプラスチックは、

ニューロンを包み込んで

絶縁体の役割を果たす鞘(髄鞘)の

脂肪細胞に集まる傾向があった。

 

脳のマイクロプラスチック濃度が

他の臓器よりも高いのは、

そのせいかもしれないと、

研究チームは指摘する。

 

 

透過型電子顕微鏡で、

マイクロプラスチックの濃度が最も高い

組織を調べてみると、

 

直径わずか200ナノメートル(0.2マイクロメートル)と

極小の鋭利なプラスチック片が集まった

クラスターが見つかったという。

 

 

200ナノメートルということは、

ウイルスと同じくらいの大きさだ。

 

だからこのレベルのマイクロプラスチックは、

中枢神経系を毒素から守る

血液脳関門も擦り抜けることができる。

 

 

ただし今回の研究では、

マイクロプラスチックが脳に達するまでの

ルートは明らかになっていない。




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