根気強くひとつのことを考えられない、

寝ても疲れが取れない、よく目が霞む……。

 

「老い」は気付かぬうちに

少しずつあなたを蝕んでいく

 

老いを少しでも遅くしたいと

願わない人などいないだろう。

 

そこで、食事術や生活習慣といった

「不老術」をアメリカの名医がまとめた本が誕生、

 

NYタイムズベストセラーに選ばれ、

エリック・シュミットといった

数多くの著名人から絶賛を受けている。

 

世界9カ国以上で刊行の話題作

『医者が教える最強の不老術』より、

 

 

 

 

身体の「解毒システム」を活性化する食べ物18選

 

 

特定の植物性栄養素を摂取して


肝臓をサポートする

 
 

身体の解毒プロセスは、

加工食品、糖、デンプン

(そう、これらの犯人は体内のあらゆるシステムの

混乱に関与しているのだ)

 

および環境有害物質の過剰摂取によって

妨げられかねない。

 

また、最適に機能するには、

さまざまな食品、ファイトケミカル、

タンパク質、ビタミン、ミネラル、

食物繊維、水が必要だ。

 

 

 
私たちの身体は有害廃棄物のゴミ捨て場と
 
化してしまっている。
 
 
 
産業革命以来、
 
環境には8万4000種類の化学物質が
 
導入されてきた。
 
 
そのうち安全性が確認されているのは
 
1%にも満たない。
 
 
 

これらの化学物質は、

炎症や酸化ストレスを引き起こし、

ミトコンドリアにダメージを与え、

 

腸の働きを乱し、ホルモンバランスを崩し、

解毒システムに過剰な負荷をかけている。

 

 

私たちは毎年約2.3キログラムもの

食品添加物を身体に取り込んでいる(*1)うえ、

 

農薬や除草剤を食品から、

水銀を魚から、

ヒ素や毒素を水から摂取している。

 

 

さらに、アルコールと、

タイレノール[アセトアミノフェン製剤の商標名]

(この薬は体内の主要解毒物質である

グルタチオンを減少させる)

 

や他の薬物が少し加われば、

身体の解毒プロセスは追いつかなくなり、

毒物過多の状態に陥ってしまう。

 

 

幸いなことに、食べ物には、

老廃物を体外に排出するために身体が

必要とする成分がほぼすべて含まれている。

 

水分を十分に摂れば、

腎臓と腸は老廃物が効果的に

排出できるようになる。

 

食物繊維は、

結腸内で老廃物を素早く移動させる。

 

 

肝臓は、

食事に含まれる植物性栄養素の

サポートを必要としている。

 

肝臓の解毒経路を最も促進する食品群は、

体内に存在する最も強力な

抗酸化物質であるグルタチオンの

生成を促進する硫黄化合物を含む

アブラナ科の野菜

ブロッコリー、コラード、ケール、キャベツ、

芽キャベツなど)だ。

 

ニンニクタマネギにも、

解毒に必要な硫黄化合物が含まれている。

 

 

肝臓が解毒に必要なすべての

化学反応を促進するためには、

 

動物性タンパク質、魚介類、ナッツ類、

種子類、緑黄色野菜に含まれる

B<sub>1</sub>、B<sub>2</sub>、B<sub>3</sub>、B<sub>6</sub>、B<sub>12</sub>、葉酸、

マンガン、マグネシウム、亜鉛、

セレンが十分な量で存在することも必要だ。

 

ハーブやスパイスに含まれる

さまざまなファイトケミカルも

肝臓の解毒を助ける。

 

たとえば、

ウコンに含まれるクルクミンは

解毒を助け、炎症を抑える。

 

 

健康的に解毒を行うには、

タンパク質由来のアミノ酸が十分に

あることが不可欠だ。

 

緑茶はスーパー解毒剤だ。

 

日本人が寿司に含まれる高濃度の

水銀を解毒できているようなのも、

そのおかげかもしれない。

 

なぜなら、

緑茶は重金属をキレート(結合)するからだ。

 

 

ローズマリー、ショウガ、コリアンダー、

タンポポの若葉、パセリ、レモンの皮、

クレソン、ゴボウ、アーティチョークなどもみな、

 

定期的な摂取が求められる

パワフルな解毒食品である。

 

 

良質のタンパク質、植物性栄養素、

ビタミンとミネラルの豊富な食品を、

たくさんの食物繊維と新鮮でクリーンな

水とともに摂れば、解毒システムが活性化し、

有害物質の量を低く抑えることができる。

 

 

参考文献
*1 “Chemical Cuisine Ratings.” Center for Science in the Public Interest. https://www.cspinet.org/page/chemical-cuisine-ratings.
*2 Joe B, Vijaykumar M, Lokesh BR. “Biological Properties of Curcumin-Cellular and Molecular Mechanisms of Action.” Crit Rev Food Sci Nutr. 2004;44(2):97-111.

(本原稿は、『医者が教える最強の不老術』からの抜粋です)