地球をあきらめない
21世紀に人類がやるべきこと
陸上養殖の取り組み
日本を水産物の輸出国へ、
新たな取り組みの開始
今手掛けているエビについて述べると、
エビは水産業における1つの選択肢に
過ぎませんが、
水産業の世界を するのは、
実に象徴的な商材でもあります。
まず、
エビは日本の輸入水産物の1位、
もしくは2位となっています。
国産のエビは近海でとれる
クルマエビ、イセエビ、甘エビ、などです。
クルマエビは沖縄や九州南部などで
養殖も行われ、
おせち料理に欠かせない食材です。
これら国産エビが10%、残り90%は
輸入に依存しているのが実情です。
エビは食卓を飾る宝石と呼ばれ、
エビの髭が長寿を想起することから
縁起の良い食材ともされ、
エビが並んだ食卓はご馳走と言われてきた。
世界的にもこの傾向は存在し、
価格が下がりにくく、
需要が絶えない魚種であります。
特に日本人は1080年代、
1名が年間99尾消費する、
世界No1のエビが好き国民と知られて
きました。
その日本が輸入するエビを途上国が
生産するためにマングローブ林の
開墾が進められたことを
「エビと日本人」で説いている。
2004年に英BBCが世界のマングローブ林
の破壊の38%がエビの養殖に原因がある、
と報じたことからも。
日本人は間接的にマングローブ林の
破壊に関与していたのです。
それほど、
エビ養殖は環境問題に関係している
魚種であることを踏まえる必要がある。
逆の見方をすると、
エビは養殖がフィットする魚種であるとも
言える、
養殖手法の是非はさておき、
天然⇒養殖の流れをリードしてきた
魚種であることをここでは踏まえます。
一方、
天然のエビが獲れなくなってきている
実情があります。
日本では天然のクルマエビ、サルエビ、
ヨシエビ、芝エビ、などがそうである。
ロシアボタンエビ、ロシアナンバンエビは、
気候変動で生息域が北上し、
ロシア海域で獲れるようになったエビ
ですが、
だが、
前者エビ群の不作が著しい。
特にサルエビなどはつり(テンヤ釣り)の
餌として用いられてきた。
芝エビは港区芝あたりの海岸に
棲息していたいたので芝エビというらしいが、
これも不作で珍しいエビとなります。
ヨシエビは文字通り、
葦の生えてる湿地帯に棲息するらしい。
が、湿地帯が減り、
生息域が失われたことが減少の原因の
原因とも言われている。
クルマエビ、の生態系を守る取り組み
として、
天然の子持ちクルマエビを県の
水産公社が買取り、
孵化させて、
毎年、近海に放流しています。
重要な取り組みではありますが、
その放された稚クルマエビがどれだけ
自然界の中で生き延びていのか?
検証は難しく、
本当に効果を実感できるのは
何十年か先かもしれません。
このような天然の不作分をいち早く
養殖で代替えしてきたのがエビであるが、
そのエビ養殖が世界的に加速する
原因となったのがバナメイエビの
養殖利用でした。
それまでは東南アジア原産の
ブラックタイガーが養殖を牽引していたが、
バナメイエビの出現から、
世界は一気にバナメイエビにシフトした。
今や、
エビは天然の生産量を養殖のそれが
追い抜いている。
そのバナメイエビは中南米を
原産地とする亜熱帯気候に
棲息するエビであるが、
クルマエビ、ブラックタイガーと共に
クルマエビ科に属する。
一番の特徴は他のエビと比べ水底の
砂に潜らないという特徴です。
水底を砂とすると、
餌の残骸や糞が砂に絡みつく、
その養生のために多大な労力を
要するが、
バナメイエビはそれを必要としない
のが陸上養殖向きといえる。
国内の農地で養殖したバナメイエビを、
世界に向けて輸出する計画を温めています。
エビを90%輸入に依存している国が、
まさかの、エビ輸出国になる。
という逆転の発想です。
そのためには「活Live」「生Fresh」では
無理なので、
加工品となる。
今開発中の「ちばガーリック・シュリンプ」が
それです。
こうして1つの風穴が空く。
社会課題が武器になる、
いばらの道でもがきながらも、
道は見つかるものと思っています。
<参考:BEAUTY&ECOONE>
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、