地球環境は今…氷河が融解後、
生物多様性は保たれる?
地球温暖化の進行に伴い、
多大な影響が危惧されている
氷河ですが、
すでにグリーンランドの氷床が
2倍のスピードで融解している
というニュースも報じられていますが、
もしも南極に次ぐ氷床量を誇る
グリーンランドにおいてこのまま
融解が進んだ場合、
フロリダ州の町が5㎝水に浸かる
事態へと進展して得ると見込まれて
います。
気候変動により懸念される事態として
目を離せないのが、
地球上の生態系への影響です。
氷河の浸食、堆積作用によって
形成された河川は、
全世界に101存在すると言われています。
そんな中、
スイス連邦工科大学ローザンス校の
河川生態系研究所は、
ルクセンブルグ大学、サウジアラビアの
キングアブドゥラー科学技術大学と共同で、
そのような河川における微生物の多様性と
適応手段に関する研究調査を実施。
この調子で地球温暖化が進行した場合を
想定に上で進められた研究であるが、
氷河の浸食、堆積作用により形成された
河川では有機物質の分解がさらに進み、
そのうえ微生物の体内構造に
変化が起こることが明らかに、
そして分解が平時よりも高い比率で
行われるため、
氷河地帯における河川は自然の
炭素サイクルの観点でますます
重要な役目を担うことになるであろう
という見解を示しております。
氷河地帯の河川におけるもう一つの
兆しとして、
春や秋の変化が見られるようになるという。
それに伴い、
生態系に何らかの変化が起こりえることは
大いに想像できます。
正常な環境条件下において、
地球の生態系の中の1次生産者が増殖し、
食物連鎖の基礎が形成される春や秋は
生態学的には絶好の季節です。
ところが、
気候変動の状態がこの調子で続いた場合、
これまでの
「森林」へと変貌を遂げる可能性が
高くなるというのです。
気候変動の影響で、
私たちが置かれた環境は目まぐるしく
変化しています。
私たち人間がその変化に何とか馴染もうとして
いるのと同様、
食物連鎖の1次生産者である微生物たちも
また氷河が融け始め、
また異常な量の紫外線が降り注ぐ
環境の中で必死にもがきながら、
弱肉強食のその世界を生きている。
氷河が融解すると、
大気中の余剰CO2は河川に
溶け込むことも考えられます。
だがそのケースにおいて、
微生物にとってCO2は貴重な資源であり、
エネルギー源が乏しい現状化でごく限られた
バイオフィルムを頼りに、
体内で処理しては何度も代謝に活用する
だろうとスイス連邦工科大学ローザンス校の
トム・バティン教授は指摘。
これまで注視されてかなかった藻類と
微生物との間の代謝上の相互作用を
明らかにしました。
こうして考えてみると、
気候変動と相まった生態系のプロセスと
微生物による分解とは関連性があります。
将来的に氷河が融ける事態へと発展し得る
ことは周知のとうりですが、
予想されるそのような状況下において、
絶滅しゆく生き物たちもいれば、
生き延びるのもいます。
過酷な生存競争の結果、
勝ち残るのが地球上の食物連鎖における
1次生産者です。
そしてその代謝作用によって
「緑の多い」環境が作り出されます。
これはパテイン教授らが最終的に
導き出した結論です。
氷河が融解後、
生き残るどころか、
個体数を増やしていく生き物たちも
いるという。
その最たる例として浮上したのが
パシフィックサーモンです。
2021年12月7日付で公開された
英科学誌
「Nature Communications」
の電子版にによると、
北米の山岳地帯における氷河の
融解モデルを解析した結果、
気候変動の影響で氷床が減少
することによって新たな河川が
誕生するため、
結果的にパシフィックサーモンは
3800マイル(約6100㎞)分の
産卵地を増やし得ることになるのです。
ただ、
現状のパシフィックサーモンの
生息地が今後どうなるかについては、
今のところ把握できていない。
生息地の管理を徹底し、
将来にどうつなげていくべきかが
課題です。
<参考:BEAUTY&ECOONE>
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