地球環境は今・・・


2021/11/29

地球環境は今・・・

 
 
 
地球環境は今・・・
 
 
 
 
 
 
珊瑚は血液検査で救える?
 
 
多くの観光客を魅了してきた
世界各地のサンゴ礁は今、
 
危機的な状況に直面している。
 
例えば、
世界有数のサンゴ礁地帯と知られる
オーストラリア東海岸にある
 
グレートバリアリーフは気候変動の
影響もあり、
 
1995年と比べ珊瑚が半数に
激減していることが
 
ジェームズクック大学の研究グループ
により明らかとなっている。
 
 
 
珊瑚の体内には褐色藻が住み着いて
おり、
 
そして珊瑚とはその褐色藻と共生しながら
生きる植物性プランクトンです。
 
体内の褐色藻が光合成を行うことで
多くのエネルギーを得ている。
 
珊瑚は水温が30°Cくらいまでの
暖かい海の中で最も成長するため、
 
主にインドネシアやフィリピン、
太平洋島き部の海域に分布している。
 
近年、
深刻化する温暖化の影響で海水の
温度が高くなる状態が続いた結果、
 
サンゴと共生している褐色藻が喪失。
 
サンゴ自体が白く見えるという白化現象が
各地で観測されている。
 
最終的にサンゴが絶滅した場合、
海に生息する生き物の間で
「食う・食われる」の食物連鎖が崩壊。
 
最終的には我々人類にも致命的な
影響が及び得る事態が待ち受けている。
 
 
 
サンゴの白化を促す要因は地球温暖化
だけではない。
 
海洋の酸性化もまたサンゴの石灰化の
阻害要因として懸念されている。
 
大気中に放出されたCO2のうち、
余剰分が海水に大量に溶け込んだ結果、
 
炭酸カルシュウムを生成するサンゴの
石灰化が阻害される。
 
 
 
気になるのは海洋の酸性化の実態ですが、
予想以上に悪化の一途をたどっているという。
 
スイスのベルン大学、仏高等師範学校が
共同で実施した研究調査によると、
 
特に北極海周辺において海洋酸性化が
顕著であり、
 
事態の進行ははるかに上回っている。
 
実際、
その周辺において大気中に含まれる
CO2の濃度は増加傾向にあり、
 
21世紀に入って以降CO2の吸収量は
予想の20%を超えている。
 
この結果を受けベル大学の
Jens Terhaar研究員は「特に水深
200mから1000mの間の海域においては、
 
残念なことに海洋酸性化は非常に厳しい
局面に直面している」とコメントしている。
 
海の生き物たちは海洋性酸化が及んでいない
海域を探しながら日々自らの身を守っており、
 
研究員が指摘する上記の海域は
その逃避エリアとしても知られる。
 
 
 
 こうしてサンゴの白化を促す要因について
思いめぐらすうちに、
 
地球温暖化対策を進める事こそが
サンゴを守るための手っ取り早い
方法であると結論に帰着する。
 
ここで我々の生活をイメージしてみよう。
 
健康診断などでおなじみの検査の
一つが血液検査です。
 
その血液検査を通じて我々は様々な
病気を早期に発見できる。
 
さて、
この血液検査に相当するものは、
サンゴの世界にはないのだろうか。
 
 
 
 実はサンゴの健康状態を測定可能な、
いわゆる人間世界の血液検査に
相当するツールが米国のラトガース大学
ニューブラウンズウィック校の
デパシシュ・パタチャリー教授率いる
研究チームにより開発されていました。
 
そのツールを用いれば、
サンゴの体内の代謝活動を通じて
生成された化学物質を測定可能であり、
 
その点では血液検査と同じ仕組みが
働いているのが分かる。
 
ラトガース大学ニューブラウンズウイック校の
研究グループが開発中の血液検査の
 
詳細については、
2021年1月1日、
科学雑誌「Science Advances」の
電子版に掲載されました。
 
 
 
 
血液検査というのは通常、
何らかの症状が現れる前に、
 
脳卒中や心筋梗塞といった生活習慣が
原因で引き起こされる病気を促す
危険因子を特定することで、 
 
これらの病気を未然に防ぐことができる
として有用視されている。
 
それと同様の事はラトガース大学の
研究グループが開発したサンゴの
検査ツールにも言え、
 
白化現象が目視で観察される前に
サンゴの代謝活動により生じた
化学物質を特定。
 
その後の処理次第では白化現象の
抑制の道も拓けてきます。
 
 
 
 
 
 
 
 

<参考:BEAUTY&ECOONE>

 

 
 
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