火星で永住は可能か、宇宙の不思議


2021/2/6

火星で永住は可能か、宇宙の不思議

 
 
火星で永住は可能か、宇宙の不思議
 
 
 
近年、大学や研究機関、
 
企業による宇宙開発プロジェクト
 
が着々と進んでいる。
 
中でも注目を集めている惑星が
 
太陽系第4惑星であり、
 
地球の隣に位置する火星だ。
 
NASAでは2024年までに月へ、
 
そして2030年代の間に火星へ
 
人員を送り込み、
 
永住させる計画が進行している。
 
 
 
 
 
 
短期滞在ではなく、
 
長期滞在を見据えた計画ともなると、
 
人類が暮らしていくうえで必要な条件を
 
できる限りそろえる必要がある。
 
 
 
人類が火星で生活していくのに
 
必要なもの・・・
 
 
そのひとつが空気であろう。
 
そんな中NASAの研究グループは
 
現在、
 
食塩含有水を使って生命維持に必要な
 
空気や燃料を生み出すプロジェクトに
 
着手していいる。
 
 
 
厳密に言えば、
 
火星に空気が全く存在しないというわけ
 
ではない。
 
実質的には非常に薄いけれども、
 
 
二酸化炭素、窒素、アルゴン、酸素、
 
一酸化炭素、水、メタンの構成で
 
空気は確実に存在する。
 
 
空気が希薄であるがゆえに、
 
平均気温はマイナス60度と、
 
そこはまさに極寒の地であり、
 
赤錆で覆われた荒涼な大地が
 
広がっている。
 
 
 
火星における酸素含有量は
 
地球の21%に対し、
 
わずか0,1%だ、
 
 
火星に定住するとなると、
 
やはり最低限のインフラを整備する
 
必要がある。
 
 
そこでNASAは火星定住計画の
 
一環として「パーサヴィアランス」
 
と呼ばれるマーズ2020の火星探査機を
 
火星へ送り込み、
 
生命体の呼吸に必要な酸素を実験的に
 
生み出すプロジェクトを稼働するに至った。
 
 
 
その実験で使用するのは、
 
火星の大気成分の95%を占める
 
二酸化炭素だ。
 
電気分解により酸素と一酸化炭素に
 
分解することで、
 
二酸化炭素から酸素を生成可能
 
かどうかを判断する。
 
 
 
 
 
 
さて、
 
ここで新たな問題として浮上するのが
 
消費電力の問題である。
 
火星での消費電力量には限りがあり、
 
いかに効率よく酸素を生成できるかが
 
カギを握る。
 
 
そんな中、
 
ワシントン大学の研究グループは
 
最小限の電気を使って呼吸に必要な
 
酸素と、
 
燃料になり得る水素を生成する方法を
 
開発。
 
 
そちろん、
 
火星の極寒の地に耐え得る手法である
 
ことはすでに証明されている。
 
 
この方法を用いた場合、
 
NASAの手法に比べ、
 
同等量の電力量で25倍の酸素を生成
 
することができるという。
 
 
NASAとワシントン大学のコラボレーションにより、
 
火星定住の夢は現実可能なものと
 
なるだろう。
 
 
 
火星移住への壁として立ちはだかる
 
問題いが、
 
火星の土壌で我々人類の生活を支える
 
植物が育成可能かどうかだ。
 
 
地球上の人類が誕生以来、
 
500万年の時を経て生命を繋いでこれたのは、
 
植物を含む地球上の生命体との
 
「食う・食われる」の関係を維持してきた
 
為であることに他ならない。
 
 
NASAの研究室では火星の土を使った
 
ジャガイモや葉物植物などの
 
栽培実験が行われている。
 
 
 
 
 
 
 
また火星の土でミミズを繫殖させる
 
ことにも成功しており、
 
火星で持続的に作物を育てることが
 
可能であることは多くの科学者の間で
 
定説となりつつある。
 
 
 
葉物野菜にいたっては、
 
食べる前にしっかりと殺菌したうえで
 
摂取する必要があるが、
 
 
オービタル・テクノロジーズ社が
 
開発したベジーシステムは
 
滅菌機能を搭載している。
 
 
2014年4月のSpaceXの
 
ミッション時にはロメインレタスや
 
百日草が入れられたベジーシステムが
 
国際宇宙ステーションへと
 
運ばれ、大活躍した。
 
 
 
 
生命体が住める唯一無二の
 
存在として認識されている
 
地球であるが、
 
誕生して間もない頃は人類はおろか、
 
コケやバクテリアなどの生命体が
 
息づくような場所ではなかった。
 
 
そこに光合成をする生物が出現し、
 
それから何十万年の歳月を経て
 
多くの生命体にとっての生命維持に
 
必要不可欠な酸素を大量に
 
生成可能な環境が生み出された。
 
 
かってイーロン・マスクが
 
断言したように、
 
火星は今まさにNASAの研究と共に、
 
多くの生命体が住める場所へと
 
変貌を遂げようとしているのだ。
 
 
 
 
 
 
 
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
 
 

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