AIによる解明が進む宇宙
宇宙の不思議
宇宙は未知にあふれた世界です。
宇宙の常識として考えられてきた事象も、
真であるとは限らない。
これまで地球は生命体が住める唯一無二の存在として
信じられてきたが、
その考えは最新の現地調査により覆されつつある。
同じく太陽系に属する火星では、
生命の痕跡を示す化石が確認されています。
宇宙には1000~2000億個の銀河が存在すると
言われており、
それにはかの有名な天の川が含まれてます。
なお、この数はあくまでも既存の天体望遠鏡により
得られた観測結果に基づいているに過ぎず、
この数をもって宇宙上の銀河の総数を
表しているわけではない。
そんな中、
NASAの研究グループは、
最新んのテクノロジーであるAIを駆使して、
銀河数を算定するプロジェクトを発足しました。
ちなみに、
このプロジェクトの進捗状態については、
2020年7月2日、
天文雑誌「Monthly Notices Royal Astronomical Socciety]
の電子版にも掲載されている。
ヂィープラーニングの技術は日々進歩しており、
セキュリティ用のカメラや自動車運転車両に
搭載されたAIは、人間よりも正確に情報を自動で
抽出・判断可能な段階まで到達している。
より身近な例を挙げると、
ペットの猫や犬の写真を入力するだけで、
判断することが可能です。
こうしたAIが得意とする識別は、
宇宙分野にも活かすことができるとするのが
NASAの視点です。
NASAの研究グループの大半は日本の国立天文台の
研究者で占めており、
すばる望遠鏡が設置された国立天文台
ハワイ観測所にて研究を実施した。
すばる望遠鏡にAIを適用することで、
すばる望遠鏡が捉えた宇宙を超広帯域の視野で
処理するとともに、
すばる望遠鏡が獲得した大量のデータセットを用いて
銀河を分類するという試みがなされた。
すばる望遠鏡に搭載された
ハイバー・シュプリーム・カム(HSC)は、
既存のスローン・デジタル・スカイサーベイと
比べ36倍と高性能であり、
空間分解能においては2倍にも及ぶ。
最新のヂィープラーニングにより望遠鏡の
高感度が上がったことで、
人間の肉眼では観察されないより多くの銀河系の
発見につながると見込んでいたが、
銀河はすべて一様ではなく、
渦巻く銀河もあれば、そうでない銀河もある。
今回の観測では、97.5%という正確さで、
銀河の形態に基づき分類することに成功している。
さらに同時期には、英国のウォーリック大学の
研究グループがAIの恩恵を借りて、
50個の新惑星を発見するという快挙を成し遂げている。
従来、太陽系外の惑星を探査する際、
顕微鏡と衛星との間を通過する惑星の光を手がかりに
探る手法が採用されているが、
バックグラウンド干渉やカメラのエラーなどが
原因で正確な探査がそがめられ得る。
また、
既知の惑星のうち約30%が理想的でない
手法による検証作業を経ているのが現状です。
こうした現状を鑑み、
何千にも及ぶ惑星の候補を含むNASAのデーターを
活用し、機械学習アルゴリズムを共同で開発した。
NASAのケプラーが収集したデータには、
何千にも及ぶ惑星の候補が挙がっていた。
ウォーリック大学による検証の結果、
地球よりも小さく、同じく太陽系に属する
海王星と同等の大きさを有する合計50個の
惑星が特定された。
今回の発見へと至った新惑星は、
1~200日と公転周期にばらつきがあった。
第三次AIブームに乗り始めたころ、
グーグルがNASAと共同で、
機械学習を使用して太陽系外の恒星「ケプラー90」の
第8惑星を発見している。
ケプラー90は太陽よりもやや高温で質量も大きいが、
その他の多くの点において太陽と酷似している。
地球は365日かけて太陽の周りを回っているが、
ケプラー90の公転周期はわずか14日です。
今後、AIという文明の賜物によって、
宇宙に関わる謎が紐解かれていくことになるだろう。
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、