珍しくて面白い宇宙の惑星たち
宇宙は広大です。大きすぎて未だにその全貌は
分かっていませんが、
少なくとも銀河が5000~6000個はあるだろうと
言われています。
さらにはそんな宇宙が一つではなく多数う存在し、
それぞれがブラックホールでつながっているとさえ
言われています。
そうなってくると、その中に存在している惑星の数は、
ほぼ無限大と言ってもいいかもしれません。
今回はそんな惑星の中でも特徴的で興味深い物を
紹介します。
太陽の1700倍もあるデカイ星
地球からの距離9500光年
たて座UY星は太陽の1708倍もある超巨大惑星です。
太陽の34万倍ものエネルギーを放ちます。
この星の大きさを人間だとすると、地球は細胞1つくらい
になります。
他にも太陽の1000倍あるベテルギウスや1535倍もある
ケフェウス座RW星なども超大惑星です。
暗黒惑星TrES-2b
地球からの距離750光年
光の無い真っ暗な惑星です。
太陽のような輝く恒星が近くにあるにも関わらず、
全く明るさはなく暗黒の世界が広がっています。
おそらく大気中に光を吸収する物質が存在していると
思われますが、確かなことは何もわかっていません。
灼熱と極寒のCoRoT-7b
地球からの距離489光年
この惑星は半分の地表が1800°Cの氷の世界に
なっています。
太陽のような恒星に絶えず同じ面を向けているため、
こうなっています。
太陽が2つのケプラー-16b
地球からの距離200光年
太陽のような恒星を2つ持っています。
よって太陽が2つ昇ってきます。また3つの太陽が昇る星もあり、
ここでは昼間が100年から140年も続くそうです。
宇宙最古のメトシェラ星(HD140283)
地球からの距離190光年
メトシェラ星の年齢は145億歳(±8億歳)という
宇宙の年齢と同じくらい古く、
宇宙最古の星と推測されています。
しかし比較的地球に近い位置に本当にそんな星が
存在するのでしょうか?
宇宙が誕生したのが138億年前ですから、
場合によってはそれよりも古いことになります。
そんなことはあり得ません。
なぜ宇宙よりも古いとされる状態が観測されたかのか?
単なる計算ミスなのかは不明のままです。
高温930°Cのガラスの雨が降り注ぐ星
地球からの距離63光年
HDI189773-bと名付けられたこの星は液体ケイ素(ガラス)
の雨が頻繫に降っています。
見た目は青く地球と似ているのですが、地表温度は1000℃
以上で時速7000㎞という暴風が吹いています。
ダイヤモンドの星「かに座55e」
地球からの距離40光年
星全体の3分の1がダイヤモンドでできている星が
存在します。
かに座55eという星です。
星の表面温度2000℃を超える高温ですが、
地下には地球のダイヤモンドより純度の高い黒鉛や
ダイヤモンドの層が深く続いているそうです。
その量、地球の3個分。
いずれ土星の環は消える・・・
地球からの距離15億㎞
土星の環は氷の粒です。これは絶えず土星本体へ雨のように
降り注いでいるため、やがては消えてなくなる運命にあります。
土星も木星と同じくほとんどがガスなので核である岩石を
除けば水に浮いてしまうほどです。
太陽から遠いため温度はマイナス180℃と寒冷で、
やはり暴風が吹いているそうです。
64個もの衛星と12本の環がいつどのように形成されたのか、
はっきりしたことは分かっていません。
木星には着陸できない!?
地球からの距離7億5000万㎞
木星と言えば大きいというイメージがありますが、
実はそのほとんどは水素やヘリウムといったガスです。
しかし近年の観測で新たな見解も示されており、
その真相は明らかにされていません。
木星の核についても諸説あります。
説① 木星の核は比較的、小さい岩石である。
説② 木星の核は実は大きく、全体の半分ぐらいである。
説③ 木星に核はなく、ガスや塵が圧縮されているだけ。
また、水素が液体金属となっている層があることや時速640㎞の
暴風が吹いており、規格外の竜巻や台風が何千年も続いているなど、
地球では考えられない過酷な環境が展開されていることが
分かっています。
それにしても仮に木星に核はなく、ガスや塵だけだったとしたら、
どんなに科学が進歩しても木星には着陸できないことになります。
思ったよりも残酷な金星
地球からの距離1億5000万㎞
金星の大気はほとんどが二酸化炭素です。
硫酸の雲が何キロもの暑さで広がっており、
強い温室効果が働き、金星の地表温度は昼も夜も460度にも
なっております。
他にも硫酸の雨が降ったり、秒速100mもの暴風が吹いています。
命と水の惑星 地球
地球が誕生する確率は、25mプールに時計をバラバラにして
部品を流し、水流だけで再び時計が組みあがる
くらいだと言われています。
とても偶然で成し得るものではなく、なにか知性のある
高次元的な意思が働いていると考えた方が賢明でしょう。
私たちはそんな奇跡の中で生きています。