驚き☆人体のメカニズム Ⅱ | |
驚き☆人体のメカニズム Ⅱ 子供の背を伸ばしたいと考えるとき、 真っ先に思い浮かぶのは「カルシウムを補う」 「牛乳を飲む」ではないでしょうか。 しかし、実はカルシウムは石灰化させる材料には なりますが、骨そのものを成長させる材料にはならないのだそうです。 背を伸ばすのに必要なのは タンパク質、睡眠、運動の3点セットです。 まずは、成長版の軟骨細胞が増殖するために必要な材料である タンパク質。 肉や魚、大豆などに豊富に含まれていますね。 しかし摂りすぎも注意が必要です。 タンパク質を過剰摂取すると血液内でのPHバランスが崩れ、 逆にカルシウム不足に陥ってしまいます。 骨を伸ばす材料にはならないものの、 強くするために必要なのはやはりカルシウム。 エビやカニといった甲殻類、乳製品、葉物野菜が豊富です。 さらにカルシウムを吸収して骨に定着させるために 必要なマグネシウム。 マグネシウムは海藻類やナッツ類に豊富に含まれています。 強い骨を作るには?「睡眠、運動編」 次に、睡眠についてです。 成長版の軟骨細胞の増殖を促す成長ホルモンは、 睡眠中に大量に分泌されます。 部屋は暗くし、低学年では10時間以上の睡眠が 理想だそうです。 最後に運動についてですが、 そもそもなぜ運動が骨の成長に関係するのでしょうか。 それは成長版、骨端線への刺激に関係しています。 成長版に刺激を与えることで軟骨増殖を促進します。 背を伸ばしたいという目的であれば、 特に縦方向に伸ばす刺激のあるスポーツがおすすめです。 例えば縦方向にジャンプするバレーボール、バスケットボール、 水泳などです。 だだし強制されての運動はストレスを感じてしまい、 逆に骨の成長を阻害する要因にも。 本人が楽しんでやれるかどうかもポイントになってきます。 普段の暮らしで骨折? 骨に関して、子供時代での関心ごとが背を伸ばすことだとすると、 大人になってからの関心ごとは、骨粗鬆症ではないでしょうか。 骨粗鬆症とは骨内部が空洞化してスカスカになる病気です。 中には自分の体重に背骨が耐え切れず、 荷物を持ち上げるなどの動作だけで骨折することもあります。 骨粗鬆症の人は、日本全国で約1300万人、 特に65歳以上の女性では半数が骨粗鬆症だと 言われています。 著者の周りにも骨粗鬆症の高齢女性が数人いますが、 確かにひどい人は日常生活だけで簡単に骨折してしまい、 先日10回目の骨折による入院をしたと聞いたときは 本当に驚きました。 骨粗鬆症が高齢女性に多い理由は、骨にカルシウムを とどめるホルモン「エストロゲン」が、閉経により減少すること、 女性のほうが男性よりも長寿であること、 身体が小さいと骨も小さいため、 そもそものカルシウム蓄積量が少ないことなどが挙げられます。 とはいえ男性に骨粗鬆症が無関係なわけではないので、 予防は不可欠です。 骨粗鬆症を予防しよう 骨粗鬆症予防のカギは食事、運動、検査です。 先ほど「強い骨を作るには」ということで 幼少期からできることを述べてきました。 実は幼少期からの生活習慣「特に食生活、運動習慣」により カルシウム蓄積量を増やしておくことは、 高齢になってからの骨粗鬆症リスクを下げることにつながります。 もちろん気づいた今からでも間に合うので、 骨を強くする食事などは是非前項を参照してください。 大人になるまで運動習慣がなかった人が急に バスケットボールなどを始めると、 骨が弱っていた場合かえって怪我のリスクを高めてしまいます。 高齢者や運動習慣のなかった方はウォーキングや家事などでも 十分なので少しずつ始めると良いでしょう。 皆さんは、ご自分の骨密度をご存知でしょうか。 簡単な測定方法としては、足の骨を超音波で測ること。 痛みもなく時間もかかりません。 特に40歳をこえた女性は毎年測定し、 骨粗鬆症リスクが高まっていないかチェックすると良いでしょう。 著者の住む自治体では毎年無料で骨密度検査を行っているので、 皆さんもご自分の住まわれている自治体でそのようなサービスが ないか調べてみてはいかがでしょうか。 もし骨粗鬆症と診断された場合には、 服薬による治療となりますが、 治療には5年スパンなど長期間を要します。 痛みなどの症状がないとついつい忘れがちですが、 コツコツと服薬を続けないと意味がありません。 そして強い骨で健康に過ごすには、 やはり治療になる前の予防が第一、 特に幼少期からの蓄積がものをいうことが分かっていただけた と思います。 子の代、孫の代と骨づくりの大切さをコツコツと 伝えていけると良いですね。 健康な骨!1 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、
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