「陰都」は胃の痛みや 膨満感を緩和するツボ。 月経に関わり不妊症の 治療にも用います


2026/4/27

「陰都」は胃の痛みや 膨満感を緩和するツボ。 月経に関わり不妊症の 治療にも用います

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「陰都」は胃の痛みや

膨満感を緩和するツボ。

月経に関わり不妊症の

治療にも用います

 
 
 

 

 
不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。
 
 
 
 

陰都(いんと):腎経のツボ

ツボ名の由来

 
腎は水をつかさどり、
 
陰の性質を持っています。
 
 
 
また衝脈(しょうみゃく)は
 
「陰血の海」といわれており、
 
やはり陰の性質を持ちます。
 
 
「都」は都市とか、
 
集合するところを指しています。
 
 
 
陰都というツボは、
 
腎経と衝脈という経絡が
 
交わっているところであり、
 
 
 
陰気が集合するところであることから、
 
陰都と名づけられています。
 
 


陰都(いんと):腎経のツボ

 

 

ツボの場所

 
へその上4寸で、前正中線の両側0.5寸
 


刺激の仕方
 

両手の中指の腹を左右の陰都に垂直に当て、
 
ゆっくりと息を吐きながら陰都を少し強く押さえていき、
 
息を吸うときに指を戻します。
 
これを5回繰り返しましょう。
 
 

効能・作用

 
胃痛、腹部膨満、嘔吐、便秘、喘息、不妊など
 



1.陰都は胃の募穴(ぼけつ・重要なツボ)
 
である中脘(ちゅうかん)というツボの
 
両側0.5寸のところにあり、
 
 
中脘と同じように胃腸を整える効能があるので、
 
胃痛、腹部膨満、嘔吐、
 
便秘などの症状を緩和させる作用があります。
 


2.陰都の部位で衝脈と交わっており、
 
衝脈は月経を調える効能があるので、
 
不妊症の治療にも用いられています。
 


3.腎は呼吸のうちの吸気をバックアップしています。
 
陰都は腎の機能を増強することにより、
 
腎虚(腎気が減少した状態)による
 
喘息の症状を緩和させる作用があります。
 
 


【豆知識】
 

1.陽気と陰気:「陽気」は、身体を温め、
 
様々な機能を促進させる活動的な
 
性質を持った気を指します。
 
 
それに対して「陰気」は、
 
身体を冷やし、
 
様々な機能を抑制する働きを持った気を指します。
 
 
東洋医学では、
 
陰陽の基礎は陰にあり、
 
陽気は陰気によって
 
制御されていると考えています。
 


2.陰都は食を蓄えるところであることから、
 
別名「食宮(しょくきゅう)」とも言われています。
 
 


ツボ取りに役立つ「同身寸法」
 

親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 

親指の幅を1寸、

人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、

人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 


ツボの探し方としては、
 
ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す
 
「同身寸法」という方法が適しています。
 
 
 
“自分の体は自分で測る”という考え方で、
 
体格差などから一律に「cm」で
 
表せないツボの位置も、
 
同身寸法なら測ることができます。
 
 
 
この連載では、しばしば「へその上3寸」と
 
いった表現が出てきますが、
 
その際には上記の「同身寸法」を
 
用いてツボを取ってみてください。
 
 
 
 



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